【ニュース】 TOPPAN、JOLED能美事業所の土地・工場を購入、次世代半導体パッケージの開発・量産ラインを構築 石川県能美市

2023.12.06
TOPPANホールディングス傘下のTOPPAN株式会社(東京都文京区、齊藤昌典社長)は2023年11月28日、有機ELディスプレイの開発・製造を手掛ける株式会社JOLED(ジェイオーレッド、東京都千代田区、石橋義社長)と、JOLED能美事業所(石川県能美市)の土地・建屋の売買契約を締結した。

TOPPANは今後、JOLEDから購入した同事業所で、データセンターのサーバー向けや生成AI向けの需要増などで伸長が期待できる高密度半導体パッケージ「FC-BGA」の高速伝送やチップレット(大規模な回路を複数の小さなチップに個片化して1つのパッケージに収める技術)に対応する次世代技術開発と量産ラインの構築を行い、2027年以降の稼働を予定しているという。
なお同事業所では、TOPPANが手掛ける既存のエレクトロニクス製品の生産も検討するとしている。

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TOPPANは現在、新潟工場で「FC-BGA」の生産能力拡大を進めているが、旺盛な需要に対し、将来的には新潟工場のみでは拡張余地がなく、新たな生産拠点の確保を検討していたという。
同事業所は、次世代半導体パッケージの製造工程に求められる条件を満たしており、今回の売買契約締結に至ったとしている。

「JOLED能美事業所」の土地・建物の所在地は石川県能美市。
敷地面積は9万9,612.14㎡、建屋面積は10万683.40㎡。
売買契約締結日は2023年11月28日。