【ニュース】 西日本鉄道と日立製作所、デジタルポップアップストアサービスのプレ運用を「雑貨館インキューブ天神店」などで実施 福岡県福岡市
2023.12.01
西日本鉄道株式会社(福岡市博多区、林田浩一社長)と株式会社日立製作所(東京都千代田区、小島啓二社長)は、デジタルポップアップストアサービスのプレ運用を、「雑貨館インキューブ天神店」(福岡市中央区)で2023年12月1日~2024年1月14日に、「ソラリアプラザ」(福岡市中央区)で2024年1月17日~3月31日にそれぞれ実施する。
同取り組みは、デジタル技術を活用することで、企業の手軽なテナント出店をサポートし、快適な購買体験の実現を目指すというもの。
生成AIを活用し、質問に回答するだけで来店客に合う「オススメの商品」を案内するAIアバターや、人感センサーと連動し、手に取った商品の詳細をサイネージで自動で紹介可能なスマート商品棚など、複数の先進技術を活用するという。
これにより、初期投資や距離的な問題、スタッフの確保が難しいことなどを理由に、テナント出店を諦めていた企業は、常駐スタッフ無しで様々な場所で手軽に出店することが可能になるとしている。
一方、来店客に対しても、多言語での商品紹介やAIアバターの接客による商品選びのサポートなど、快適で新しい購買体験を提供できるという。
西日本鉄道では、来店客に様々なテナントでの買い物を楽しんでもらえるよう、福岡に店舗が無い企業やECのみで運営を行っている企業など、幅広い誘致を進めたい意向から、テナントの負担軽減につながる新たな出店形態を検討、2022年よりDXを活用した実証実験を日立製作所と行ってきた。
過去2回の実証実験では、AIアバター接客やリモート接客などで、体験客より満足度90%以上という高評価を得たほか、出店テナントからも好意的な評価を得たという。
今回の同取り組みでは、これらの実証結果をふまえ、スタッフの省力化とデジタル技術を活用した来店客の満足度向上を目指すとしている。