【ニュース】 道の駅恐竜渓谷かつやま、今年度より伝統野菜「妙金ナス」の本格的な取り扱いを開始、地域の農家を支援 福井県勝山市
2023.08.10
勝山市観光まちづくり株式会社(福井県勝山市、宮塚和彦代表)が運営する「道の駅恐竜渓谷かつやま」(福井県勝山市、木下和寛駅長)は、勝山市の伝統野菜「妙金ナス」の生産と地域の農家を支援するため、今年度より本格的な取り扱いを開始した。
「妙金ナス」は同市妙金島地区で明治の中頃から栽培され、一般的なナスよりひとまわり小ぶりながらも肉質が締まっており、歯ごたえのあるナスとして地元で愛されている。
現在、「妙金ナス」の生産者は高齢化が進んでおり、同地区の農家6戸程度が栽培、品種の維持を図るため同地区の農家3戸が自家種を採取しており、その中で出荷している農家は2戸で、栽培する農家は年々減少している状況だという。
こうした中、同道の駅では、今年度より生産農家と連携し、「妙金ナス」の生産を継続するため、同道の駅の地場野菜コーナーで「妙金ナス」を販売。
カフェ・レストランでも、「妙金ナスの麻婆丼」などとして提供している。
また、妙金ナスの魅力をより広く知ってもらうため、同市で宿泊施設を運営するの東急リゾーツ&ステイ株式会社への斡旋販売も実施、メニュー開発や観光客への提供等も依頼するなど、積極的に取り組んでいるという。
なお、「妙金ナス」の収穫時期は9月ごろまでを予定しており、同道の駅では、この季節に向けて新鮮な「妙金ナス」を多くの人に味わってもらるよう、積極的な販売と紹介を行っていくとしている。