2023.07.24
「湯河原温泉 源泉上野屋」（神奈川県湯河原町、室伏常夫代表）は、3つある建物のうち、最も歴史ある別館が2023年、竣工から
100年を迎える。

同旅館は、現在、湯河原温泉で最も歴史ある温泉旅館。
創業は江戸時代と古く、300年以上の歴史があり、太平洋戦争の際は横須賀病院の分院として海軍の療養施設になったこともあるという。

現在の同旅館の建物は、本館・別館・玄関棟の3つがあり、本館は昭和5（1930）年、別館は大正12（1923）年、玄関棟は昭和12（1937）年に建造。
時代に合わせて改修し続けてきた。
その他、2022年に「泊まれる美術館」をコンセプトに新設した「上野屋別邸」がある。

今回、竣工から100年を迎える別館は、けやきの廊下や楠の階段、廊下の梁として通されたヒノキの丸柱など、当時の風情が感じられる箇所が随所に残っている建物。
また、明治36（1903）年の湯河原周辺の絵地図をはじめ、大正時代に館内を撮影した写真が多数残されており、大切に保管しているという。

なお同旅館では「源泉上野屋別館 歴史探訪ガイド」を偶数月第1日曜の12時～・13時～に実施、当主の室伏常夫代表が館内を案内する。
税込料金は歴史案内のみが500円（宿泊客は宿泊料＋500円）、日帰り入浴客は1,500円（入湯税込）。

「湯河原温泉 源泉上野屋」の所在地は神奈川県足柄下郡湯河原町宮上616、交通はJR東海道本線「湯河原」駅より2番バスに乗車し「温泉場中央」バス停下車後すぐ。

宿泊予約は
湯河原温泉 源泉上野屋