【ニュース】 池田町など、昨年23年ぶりに開催し好評を博した「葉月薪能」を今年も8月11日に開催 福井県池田町
2023.07.14
福井県池田町(杉本博文町長)は、昨年23年ぶりに開催し好評を博した「葉月薪能」を、今年も8月11日に開催する。
同町は、鎌倉時代から続く「水海の田楽・能舞」をはじめ、貴重な伝統文化を今に受け継ぐ「能楽の郷」として知られているという。
主催は池田町・池田町教育委員会。
第一部の民俗芸能交流会では、ともに国の重要無形民俗文化財に指定されている同町の「水海の田楽・能舞」と、京都市の「嵯峨大念佛狂言」から演目を披露。
今回は、「水海の田楽・能舞」の中で唯一、10代の若者が舞手を務める「あまじゃんごこ」なども披露するとしている。
第二部の能狂言では、京都の「大蔵流狂言」と「金剛流能」を上演。
能狂言の面には、同町が開催した「第20回全国能面公募展」の優秀作品3面が使用される。
さらに今年は、会場内に飲食ブースを設け、手打ちそばやお赤飯、米粉のお菓子など、同町のご当地グルメを販売。
同町の食品加工研究支援施設「食ラボ」で開発中の新商品「池田まんじゅう」もこの日にデビューする予定で、参道を照らす約1,000個のエコキャンドルや約300発の打ち上げ花火など、薪能からの帰り道を楽しめる演出も準備するという。
合わせて当日は、「変身・能役者体験(予約優先)」「創作能面展」「池田の古面のパネル展」などの関連イベントも開催。
また、JR「武生」駅・「福井」駅よりシャトルバス(片道1,000円、予約制)も運行する。
「葉月薪能」の開催日は2023年8月11日、開演時間は17時~20時30頃予定。
開催場所は「須波阿湏疑(すわあづき)神社境内」(福井県今立郡池田町稲荷13-1)、雨天時は「能楽の里文化交流会館」(福井県今立郡池田町薮田5-1)に変更。
全席自由席、料金はA席(400席)が前売3,000円(当日3,500円)、B席(400席)が前売2,000円(当日2,500円)。
前売券はチケットぴあWEBなどで発売。