【ニュース】 旭川市と交通事業者など9者、ユニバーサルデザインに基づく総合的な移動サービス「Universal MaaS」の共同プロジェクトを開始 北海道旭川市

2023.07.11
旭川市(今津寛介市長)・一般社団法人旭川観光コンベンション協会(北海道旭川市、山下裕久会長)・特定非営利活動法人カムイ大雪バリアフリー研究所(北海道旭川市、只石幸夫会長)・旭川中央交通株式会社(北海道旭川市、柏葉健一代表)・旭川電気軌道株式会社(北海道旭川市、河西利記社長)・道北バス株式会社(北海道旭川市、松本神一会長)・北海道旅客鉄道株式会社(札幌市中央区、綿貫泰之社長)・全日本空輸株式会社(東京都港区、井上慎一社長)・ANAあきんど株式会社(東京都中央区、原雄三社長)の9者は、ユニバーサルデザインに基づく総合的な移動サービス
「Universal MaaS」の共同プロジェクトを開始する。

同プロジェクトでは、旭山動物園や白金青い池(北海道美瑛町)などを目的地として、「一括サポート手配」「ユニバーサル地図/ナビ」の実証実験を行い、あらゆる人が安心して観光を満喫でき、「誰もが移動をあきらめない世界」の構築を目指す。
なお、同実証実験は、国土交通省「令和5年度 日本版MaaS推進・支援事業」の認定を受けた取り組みとなる。

「Universal MaaS」とは、障がいや高齢など、何らかの理由で移動にためらいのある人が快適にストレスなく移動を楽しめる移動サービス。
「一括サポート手配」とは、出発地から目的地までの移動での介助手配を、オンラインで一括で行えるサービス。
「ユニバーサル地図/ナビ」とは、他のユーザーが車いすで実際に走行したルート・利用したスポットなどのバリアフリー情報を表示し、目的地までの最短経路と合わせて、車いすユーザー向け、移動参考情報の確認が可能な地図/ナビ。

なお、「Universal MaaS」プロジェクトは、2019年6月に正式に発足し、個別にサービスを提供してきた各事業者が垣根を越えて連携することで、新たな移動体験の創出を目指してきた。
同プロジェクトのパートナー自治体・各社は、これまで交通事業者・自治体・大学などと連携し、何らかの理由で移動にためらいのある人(移動躊躇層)に提供する移動サービスの実証実験を実施してきたが、今後もこの結果を踏まえ、対象地域を拡大し、検証を行うとしている。