【ニュース】 小田急電鉄、相模原市津久井地域の廃棄物収集業務をDXする実証を6月19日より開始 神奈川県相模原市

2023.06.13
小田急電鉄株式会社(東京都新宿区、星野晃司社長)は、廃棄物収集効率化の仕組み「WOOMS(ウームス)」を相模原市(本村賢太郎市長)に提供、2023年6月19日~2024年3月31日の期間、同市津久井地域での実証を通じ、収集業務全般の効率化による働き方改革や、収集車が排出するCO2の削減に関する検証を実施する。

今回対象となる地域は、多くの市民が居住する平野部のほか、人口が少なく住居も分散する山間部を有する。
幅広い居住エリアの家庭ごみの収集データを収集車に搭載する
「WOOMS」のシステムを活用することで、家庭ごみの量や収集車の走行の傾向を把握、最適なルートを提案する。
さらに、リアルタイムでの収集状況の進捗等に応じた車両間のフォロー体制を構築することで、走行距離を短縮しCO₂排出量削減にも貢献するという。

また、山間部では、山林などの人目につかない場所も多く、家電製品や産業廃棄物の不法投棄が後を絶たない状況だが、今回この課題解決にも「WOOMS」のテクノロジーを活用。
不法投棄は、一般的な家庭ごみと異なり、いつ・どこに発生するか分からないため、同市では監視カメラの設置や定期巡回パトロールにより把握して紙地図へ位置情報をプロット、マンパワーでルートを作成して収集車を走行させてきた。
同実証では、巡回パトロール中に「WOOMS」のシステムを搭載したタブレットで不法投棄現場を撮影することで、位置情報の取得から電子地図上へのプロットまでをワンアクションで実施、報告書作成までの事務処理の効率化を実現するとしている。

実証実施期間は2023年6月19日~2024年3月31日。
対象地域は相模原市津久井地域(旧城山町、旧津久井町、旧相模湖町、旧藤野町)。