【ニュース】 ナスコンバレー協議会、那須町の旧大沢小学校の廃校利用で実施事業者に採択、イノベーション創出の拠点として整備 栃木県那須町
2023.05.30
一般社団法人ナスコンバレー協議会(栃木県那須町、井上高志代表理事)は、栃木県那須町(平山幸宏町長)が公募した旧大沢小学校の廃校利用で、審査の結果、実施事業者に採択、2023年5月より利用を開始した。
イノベーション創出の拠点としての整備を開始、2023年秋以降、本格稼働を予定している。
同協議会は、那須地域で日本最大級のリビングラボを整備、複数の実証実験を行ってきた。
これまでの実績や県内外の企業との関係を活かし、旧大沢小学校の地方創生拠点化に取り組む。
具体的には、同協議会会員企業のサテライトオフィスや実証実験、ラボスペースとして教室の貸し出しを行うほか、会員以外の地元企業や市民が交流・共創する場も設置。
同協議会がこれまで実現してきたプロジェクトを旧大沢小学校でさらに拡大し、那須から栃木県全域、全国、全世界に広めたいという。
主な利用方法では、テレワークの拠点として旧大沢小学校廃校を利用することで、地方での新たな働き方を提案、2拠点居住などの新たなライフスタイル(ワークスタイル)を推進する。
これにより、同町での流入人口の増加につなげるという。
また、同協議会は現在、56社の会員企業・パートナー企業と連携しており、これらの企業の拠点を旧大沢小学校に集約することで、新たなコミュニティを形成、企業間の取り組みのコラボレーションや、同町発の新たな事業を生み出すことを目指す。
施設を地元の企業や自治体にも利用してもらい、同町の未来に向けた対話を深めることで、官民連携・企業連携を推進し、同町の課題解決につながる事業の創出も行うとしている。
さらに、地域の人々へも広く開放することで、企業から地域の人々へは新たな価値の提供や、最先端の事業に触れる機会を提供。
一方で地域の人々から企業へは、同町独自の特色や強みを共有してもらい、企業の発展につなげるという。
旧大沢小学校の所在地は栃木県那須郡那須町高久丙2799番地6。