【ニュース】 近鉄リテーリング、低利用魚を使用した「伊勢志摩ウツボカレー」と「伊勢志摩地魚カレー」を6月1日より近鉄志摩線「賢島」駅構内「カフェサミエール」で発売 三重県志摩市
2023.05.30
株式会社近鉄リテーリング(大阪市天王寺区、大矢茂伸社長)は、三重県で水揚げされる低利用魚を使用した「伊勢志摩ウツボカレー」と「伊勢志摩地魚カレー」を2023年6月1日より近鉄志摩線「賢島」駅(三重県志摩市)構内「カフェサミエール」で発売する。
低利用魚とは、ウツボやアイゴのように、知名度が低く売れない、見た目が悪いなど様々な理由で、食用出来るにも関わらず、利用されにくい魚。
ウツボは、伊勢志摩の海で増加傾向にあり、特産品の伊勢エビを捕食するため、駆除の目的で水揚げされている。
また、アイゴは海藻を好んで食べるため、海の砂漠化と呼ばれる「磯焼け」を起こす原因のひとつとなっていることや、食用のための処理に手間がかかることから、市場に出ることは殆ど無いという。
同社では、これらの低利用魚を利用することにより、伊勢志摩の海の生態系維持と、フードロスの削減に貢献したいという思いから、商品の開発に至ったとしている。
今回利用する低利用魚は、東北大学が進めている「国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)共創の場形成支援プログラム(COI-
NEXT)地域共創分野・本格型の『美食地政学に基づくグリーンジョブマーケットの醸成共創拠点』」に参画している有限会社伊勢志摩冷凍(三重県志摩市、石川隆将代表)より仕入れたもの。
「伊勢志摩ウツボカレー」にはウツボのパテをフライにし、トッピングした。
味はあっさりとしており、しっかりとした身の食感を楽しめるとしている。
「伊勢志摩地魚カレー」にはアイゴ、またはニベのフライをトッピング。
クセの少ないふんわりとした白身が、同社オリジナルの欧風カレーのルーの特徴である、マンゴーとココナッツミルクの甘み、数種類のスパイスによる辛さによく合うように仕上げたという。
税込価格は「伊勢志摩ウツボカレー」が1,400円、「伊勢志摩地魚カレー」が1,200円。
発売日は2023年6月1日。
販売店舗は「カフェサミエール」(三重県志摩市阿児町神明747-
17 近鉄「賢島」駅2階)。
営業時間は10時~16時。