【ニュース】 神戸須磨 Parks + Resorts 共同事業体、推進中の「須磨海浜水族園・海浜公園再整備事業」で新水族館の名称を「神戸須磨シーワールド」に決定 兵庫県神戸市
2023.05.17
株式会社サンケイビル(東京都千代田区、飯島一暢社長)を代表企業とし、三菱倉庫株式会社(東京都中央区、斉藤秀親社長)、JR西日本不動産開発株式会社(大阪市北区、藤原嘉人社長)、株式会社竹中工務店(大阪市中央区、佐々木正人社長)、阪神電気鉄道株式会社(大阪市福島区、久須勇介社長)、芙蓉総合リース株式会社(東京都千代田区、織田寛明社長)、株式会社グランビスタホテル&リゾート(東京都千代田区、須田貞則社長)を構成員とする神戸須磨 Parks + Resorts 共同事業体は、推進中の「須磨海浜水族園・海浜公園再整備事業」(神戸市須磨区)で、新水族館の名称を「神戸須磨シーワールド」に決定した。
同水族館は2022年1月に着工、2024年6月に全体開業を予定している。
なお、神戸市民に35年にわたって親しまれてきた現施設「神戸市立須磨海浜水族園(本館)」(神戸市須磨区、中野良昭園長)は
2023年5月31日19時で閉園。
現施設で飼育している生物は、建設中の新施設内などへ移送し、開業まで飼育する。
須磨海浜公園は、1945年の空襲で消失した住友別邸跡地を住友家が神戸市に寄贈し、公園として整備されたことから始まる。
テニスコート、多目的広場などがあり、白砂の海岸沿いには「日本の白砂青松100選」にも選定された松林が広がるほか、敷地内には1957年に開園した神戸市立須磨水族館があり、「スマスイ」の愛称で神戸市民に親しまれ、現在の須磨海浜水族園へと続いてきた。
須磨海浜水族園は、大型水族館ブームの先駆けとして、当時は東洋一と謳われた水量1,200トンの「波の大水槽」を有する三角屋根の本館をはじめ、幾つかの建物に分かれた分棟型水族館で、大小100余りの展示水槽を備えていた。
1995年1月に発生した阪神・淡路大震災では、水族園も大きなダメージを受けたが、スタッフの努力と、多くの水族館からの多大な支援があり、想定以上の速さで営業を再開。
その他、学術分野の啓発普及への取り組みや、身近な自然環境に目を向けて活動する個人・団体への「スマスイ自然環境保全助成制度」「須磨海岸での里海活動」など、従来の水族館の枠にとらわれる事のない活動を展開し、現在に至っているという。
「須磨海浜水族園・海浜公園再整備事業」の所在地は神戸市須磨区若宮町1丁目・須磨浦通1丁目、交通はJR山陽本線「須磨海浜公園」駅より徒歩5分、山陽電鉄本線「月見山」駅より徒歩10分。
開発区域は約10万1,900㎡(公園全体は約13万9,000㎡)。