【ニュース】 小清水町、防災拠点型複合新庁舎「ワタシノ」を5月28日にオープン、公民連携で取り組むコミュニティ再生・防災拠点 北海道小清水町

2023.05.01
北海道小清水町(久保弘志町長)は、公民連携で取り組むコミュニティ再生・防災拠点となる、小清水町防災拠点型複合新庁舎「ワタシノ」を2023年5月28日にオープンする。

同庁舎では、併設の複合機能施設としては、日本初となるフェーズフリー(身のまわりにあるモノやサービスを日常時だけでなく非常時にも役立てることができるという考え方)を導入、災害時の防災拠点としても機能。
新庁舎には、通路を挟んで役場の向かい側に、町民が気軽に使用できる「にぎわいエリア」(カフェ、ランドリー、フィットネスジム、ボルダリングウォール、にぎわいひろば)を設置。
町民同士の多世代交流や、役場職員とも顔の見える交流が可能になるほか、イベントや道外に向けた情報発信など活性化事業も展開、町内・町外の人々とも関係人口としてつながりを拡げていくとしている。

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「にぎわいエリア」の運営は町のNPO法人グラウンドワークこしみずが担当。
加えて、ルネサンス、 OKULAB、乃村工藝社をはじめ新庁舎の方針に賛同した協力企業・組織が、持続可能なまちづくりに向け、ノウハウ・アイデア・人材を提供する。
公民連携で、民間の力と町民の声を取り入れながら建設・運営を進め、同町らしい「地域コミュニティと、きずなの再生・活性化」を目指す。

なお同庁舎では、非常時に各施設を無料で開放。
フィットネスジムのシャワーや運動スペースは一時避難場所に、カフェやコミュニティスペースは備蓄や炊き出しに、ランドリーは非常用水の確保や衛生保持に活用する。
温泉熱を利用した床暖房で、 万が一停電になっても暖かく過ごせるという。

小清水町防災拠点型複合庁舎「ワタシノ」の所在地は北海道斜里郡小清水町元町2丁目1番1号。
建物延床面積は3,942.95㎡(この内にぎわいエリア1,346.52㎡)。
施設構成は、役場庁舎、商工会、コミュニティスペース、カフェ、ランドリー、フィットネスジム&スタジオ、ボルダリングウォール。
営業開始日時は、役場が2023年5月8日8時45分~、商工会が5月
23日8時45分~、コミュニティスペースが5月28日13時~、カフェ・ランドリーが5月29日9時~、フィットネスジム&スタジオが5月28日15時~。