【ニュース】 尼崎市と阪神電気鉄道、3月31日付で「中央公園及び周辺地域のさらなる魅力向上に向けた公園施設設置管理協定」を締結、阪急阪神不動産とともに中央公園のリニューアルに着手 兵庫県尼崎市

2023.04.07
尼崎市(松本眞市長)と阪神電気鉄道株式会社(大阪市福島区、久須勇介社長)は、2023年3月31日付で「中央公園及び周辺地域のさらなる魅力向上に向けた公園施設設置管理協定」を締結、阪急阪神不動産株式会社(大阪市北区、諸冨隆一社長)とともに、阪神尼崎駅の北側に位置する都市公園「中央公園」(兵庫県尼崎市)のリニューアルに着手する。

同取組みは、都市再生特別措置法に規定された都市公園リノベーション協定制度を用いることで、多様な場面で活用できる公園を整備するもの。
2025年3月頃の完成を目指す。

具体的には、芝生広場やベンチの設置による日常的な憩いの場の提供や、滞在快適性等向上公園施設(飲食店等)の設置を通じ、利便性・滞留性の向上を図るとともに、様々なイベントにも利用可能な交流空間を形成。
同制度を活用した公園整備は関西初となる。

同市は、同市内の阪神沿線(南部地域)を中心とした観光地域づくりを推進するとともに、2021年度以降、鉄道駅周辺の特色を活かしたまちづくりを進めることで、同地域での交流人口の増加や地域の活性化に取り組んできた。
一方、阪神電気鉄道は、「魅力あふれる沿線の創造」に向け、同地域を沿線価値創造の重点エリアと位置付けている。

こうした中、2023年度からは、阪神電気鉄道を代表とする共同企業体が、阪神尼崎駅周辺に集積している公共施設の管理や運営を担う等、両者が連携・協力したまちづくりを開始。
今後は、同公園のリニューアルによる新たなイメージの発信と、公共施設の包括管理による既存の地域資源を活用した賑わいの創出を一体的に進めることで、同市の玄関口の1つとなっている阪神尼崎駅周辺の都市再生を官民連携で推進するという。

整備内容は、ベンチ・植栽・芝生広場等の整備、飲食・食物販も可能な滞在快適性等向上公園施設の設置、公園と一体的な歩行者空間及び休憩施設の整備など。
今後のスケジュールは、2024年4月に着工、2025年3月頃に完成・供用開始予定。