【ニュース】 南陽市、YAMAGATA ATHLETE LAB.と包括連携協定を締結、地元オリンピアンと「コンディショニング」の健康まちづくりで連携 山形県南陽市
2023.02.27
南陽市(白岩孝夫市長)は2023年2月22日、同市出身・在住で元フェンシング女子個人エペ日本代表の池田めぐみ氏が代表を務める一般社団法人 YAMAGATA ATHLETE LAB.(ヤマガタ アスリート ラボ、山形県高畠町)と「健康まちづくりの推進に関する包括連携協定」を締結、池田氏を「南陽市健康まちづくりアドバイザー」に委嘱した。
同市では、池田氏が持つトップアスリートとしての経験とネットワークを活かし、市民の運動機会の確保とフレイル予防、生きがいづくりなど、体と心を整える活動=「コンディショニング」を取り入れた健康づくりを推進するとともに、中学校部活動の地域移行に関する受け皿整備を図っていくという。
同協定では、健康づくりを通じた市民のライフパフォーマンスの向上や、スポーツを通した地域活性化などで連携。
コンディショニングの理論と実践をベースに、市民の健康づくりを推進していくことにより、子どもの体力向上や部活動地域移行への対応、働く世代の健康維持、介護予防といった直接的な効果のほか、運動を通した世代間交流促進や地域の人材育成を目指す。
プロジェクトの第1弾では、2023年3月4日に「令和4年度南陽市スポーツ協会指導者研修会 コンディショニングセミナー(市スポーツ協会主催)」を開催予定。
池田氏のほか、コンディショニングの第一人者でR-body株式会社代表のスポーツ医学博士・鈴木岳氏を講師に迎え、中学生や指導者らがコンディショニングについて学ぶとしている。
また令和5年度は、中学校部活動の地域移行の受け皿の一つとして、YAMAGATA ATHLETE LAB.がコンディショニングの提供や実施体制の構築を進めていくほか、今後は、国の補助メニューなどを活用しながら予算化を図り、学校体育やスポーツ少年団・成人を対象とした健康づくり講座等、アプローチを広げていく予定だという。