【ニュース】 日置市・指宿市など、地域課題解決型ドローンの実証実験を実施、買い物難民の課題解決や地元産品の消費地までの販売フローなどを検証 鹿児島県日置市
2023.02.21
株式会社チェンジ鹿児島(鹿児島県日置市、中垣雄代表)、株式会社エアロネクスト (東京都渋谷区、田路圭輔代表)、セイノーホールディングス株式会社(岐阜県大垣市、田口義隆社長)、九州旅客鉄道株式会社(福岡市博多区、古宮洋二社長)、KDDIスマートドローン株式会社(東京都港区、博野雅文社長)は、2023年2月14日に日置市(永山由高市長)で、2月16日に指宿市(打越明司市長)で地域課題解決型ドローン実証実験を実施した。
同実証実験は、令和4年度鹿児島県地域課題解決型ドローン実証実験補助金事業の一環として実施したもの。
日置市では、「買物代行」を想定し、日用品・医薬部外品をモニター役の地域住民へサービス提供。
買い物に関する選択肢(場所・品目)が少ない条件不利地域で、買い物代行とドローン配送による「買い物難民」の課題解決を検証したという。
一方、指宿市では、地元の取れたて産品を消費地にいかに短時間で届けられるかを検証。
道の駅「山川港活お海道」から山川駅まではドローン、駅から消費地まではJR九州の旅客列車で貨客混載輸送を行い、当日の夕方に消費地・博多へ到着、飲食店へ納品するまでのフローの検証を実施した。
また、アンケート等を通じ、サービス利用者・提供者それぞれの観点から、構築した事業モデルの「実現可能性」や「持続可能性」についても検証を行ったという。
実証実施体制は、プロジェクト全体企画・統括がチェンジ鹿児島、機体運航・実証企画(ルート選定等)がエアロネクスト・KDDIスマートドローン、実証企画(物流ユースケースのアドバイス等)がセイノーHD、実証企画(自社アセットの提供・貨客混載等)がJR九州、フィールド提供が日置市・指宿市。