【ニュース】 国立市とJR東日本、JR中央線「国立」駅南口駅前で土地交換契約を締結、広場や商業棟・賃貸住宅棟などを整備 東京都国立市
2023.02.03
国立市(永見理夫市長)と東日本旅客鉄道株式会社(東京都渋谷区、深澤祐二社長)は2023年2月2日、JR中央線「国立」駅南口で土地交換契約を締結した。
両者は2018年度以降、同駅の南口駅前での開発の方向性について協議を重ねてきたが、今回、協議内容が整ったことから、同契約に至ったとしている。
同市は、取得用地を広場とし、2026年度の整備完了を目指す。
JR東日本は、取得用地と隣接の所有地で、商業棟(開発事業者:株式会社JR中央線コミュニティデザイン、東京都小金井市、髙橋好一社長)と賃貸住宅棟(開発事業者:株式会社ジェイアール東日本都市開発、東京都渋谷区、根本英紀社長)の建設に着手、2024年春頃の開業を目指す。
なお同市は、賃貸住宅棟内で子育て支援施設を整備するとしている。
同市が整備する広場は、取得した旧国立駅舎東西の用地を「東西広場」とするもの。
これまでの歴史や理念を継承し、旧国立駅舎とともに「くにたち」の顔となる広場空間の創出を目指す。
国立駅南口ロータリーや円形公園の再整備と連動し、事業を進めるという。
JR東日本が建設する商業棟は、JR東日本グループ初の木造商業ビルとして、ビルの構造部(柱・梁)等へ積極的に木材を使用するとしている。
施設名称は「(仮称)nonowa 国立 SOUTH」。
敷地面積は約840㎡、延床面積は約2,450㎡。
構造・規模は木造(一部鉄骨造)、地上4階建。
主要用途は物販・飲食・サービス等。
開業時期は2024年春(予定)。
一方、賃貸住宅棟は、子育て世帯を中心に様々な世代が入居可能な住宅で、「東京都子育て支援住宅認定」を取得予定としている。
施設名称は「(仮称)びゅうリエット国立」。
敷地面積は約2,700㎡、延床面積は約6,200㎡。
構造・規模はRC造、地上9階建。
主要用途は賃貸住宅(98戸)・子育て支援施設。
開業時期は2024年春(予定)。