【ニュース】 寺町京極商店街振興組合、アートプロジェクト「寺町京極|商店街美術館」を12月1日より開始、第1弾は西陣の引箔職人・西山大介氏による「箔アートボード」 京都府京都市

2022.11.25
寺町京極商店街振興組合(京都市中京区、村井修平理事長)は、アートプロジェクト「寺町京極|商店街美術館」を2022年12月1日より開始する。

寺町京極商店街は京都の中心・寺町通りの三条から四条に位置し、年間約3,500万人が行き交う大きな商店街。
200近くの店舗が軒を連ね、歴史ある店もあれば流行の新しい店もあり、幅広い年齢層の人々が地元京都だけでなく関西各地、さらに国内外からも訪れるという。

「寺町京極|商店街美術館」は、商店街が美術館となり、多くの人々がアートに触れ、日常生活と文化・芸術がつながり合える場所を目指したアートプロジェクト。
2022年12月1日から1年間、ことくらす合同会社(京都市下京区)のコーディネートにより、職人や学生、地域団体が制作する様々なアート作品をアーケードに吊り下げ、展示する。

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同イベントの第1弾は、西陣の引箔職人・西山大介氏による「箔アートボード」。
西陣織の伝統技術「引箔(ひきはく)」の技術を応用したアートボード作品を、アーケード内4ヶ所に吊り下げて展示する。
作品はボード両面で異なった内容となっており、三条から四条まで続く商店街を往復しながら8つのアート作品が鑑賞できるという。

「引箔(ひきばく)」とは、西陣織特有の技法で、特に高級な帯などに使用される表現力豊かな金糸の一種。
和紙の上に金箔や銀箔などを貼り、柄を制作した後に糸ほどに細く裁断、それを引っ張りながら織物に織り込むことから引箔と呼ばれている。
近年は、帯地だけでなくインテリア装飾やアート作品の技法として注目されているという。

展示スケジュールは、第1期:引箔職人西山大介氏とのコラボレーション「箔アートボードの作品展示」が2022年12月~2023年2月、第2期:KG+(KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 サテライトイベント)とのコラボレーション「若手写真家、注目作家の作品展示」が2023年4月~6月、第3期:地域活性化に努める活動団体とのコラボレーションが2023年8月~9月、第4期:京都府内大学生とのコラボレーションが2023年10月~11月。
内容は変更となる場合あり。
また、天候状況や作品メンテナンスのため、会期中であっても鑑賞できない可能性があるとしている(来街の際は寺町京極商店街の
SNSで要確認)。