【ニュース】 三菱地所など、「国際ビル」と「帝劇ビル」を共同で一体的に建替え、帝国劇場・出光美術館の歴史と伝統を継承 東京都千代田区
2022.09.28
三菱地所株式会社(東京都千代田区、吉田淳一社長)・東宝株式会社(東京都千代田区、松岡宏泰社長)・公益財団法人出光美術館(東京都千代田区、出光昭介理事長)の3者は、三菱地所所有の「国際ビル」(東京都千代田区)と、東宝・出光美術館所有の「帝劇ビル」(東京都千代田区)を共同で一体的に建替える。
帝劇ビルにある帝国劇場は、日本を代表する演劇・ミュージカルの聖地として長年の間、多くの観劇ファン・俳優から愛されてきた。
同じく帝劇ビルにある出光美術館は、出光興産の創業者・出光佐三が70余年の歳月をかけて蒐集した美術品を展示・公開している。
今回の建替では、1966年の竣工から約56年が経過していることから、防災対応機能の強化、ポストコロナ時代の新しい働き方をはじめとするテナントニーズの高度化や脱炭素社会の実現に向けた社会的要請への対応強化等、機能更新を図る。
同計画では、これまでの歴史と伝統を継承しながら、今後連続的な再開発が予定されている有楽町エリアでの文化・芸術の拠点としてさらに発展させ、東京の国際競争力向上にも貢献するとしている。
今後の具体的な建替スケジュールは未定だが、両ビルは2025年を目途に閉館する予定。
建替え後の建物内では、帝国劇場・出光美術館の再開を予定しているという。
「国際ビル」の所在地は東京都千代田区丸の内3丁目1番1号他。
敷地面積は5,623.30㎡、延床面積は7万6,918.25㎡。
構造・規模は鉄骨鉄筋コンクリート造、地下6階・地上9階・塔屋3階建。
「帝劇ビル」の所在地は東京都千代田区丸の内3丁目1番1号。
敷地面積は3,825.05㎡、延床面積は3万9,419.80㎡。
構造・規模は鉄骨鉄筋コンクリート造、地下6階・地上9階・塔屋3階建。