【ニュース】 ヤマト運輸と東京九州フェリー、関東~九州間の海上輸送を活用したモーダルシフトを拡大、9⽉からは開始当初の6倍に 福岡県北九州市
2022.09.28
ヤマト運輸株式会社(東京都中央区、長尾裕社長)とSHKライングループ傘下の東京九州フェリー株式会社(北九州市門司区、小笠原朗社長)は、2021年7月より関東~九州間の海上輸送を活用したモーダルシフトを開始、順次輸送規模を拡大し、2022年9⽉からは開始当初の6倍に達した。
両社は、2021年7⽉に関東~九州間のトラック長距離輸送の一部を、東京九州フェリーの海上輸送に切り替え、横須賀港(神奈川県横須賀市)~新⾨司港(北九州市門司区)間でフェリー輸送を開始。
これにより、従来のトラック長距離輸送に比べ、温室効果ガス排出量を年間約1,400トン(約66%)削減する効果があったとしている。
同取り組みは、東京都品川区のヤマト運輸ベース店から九州向けの荷物をトラックへ積み、横須賀港(神奈川県)へ輸送、横須賀港でシャーシのみをフェリーに積載し、新門司港(福岡県)までフェリーで海上輸送、新門司港に到着後、福岡市のヤマト運輸ベース店へトラックで輸送するというもの。
SHKライングループ傘下のマリネックス株式会社(大阪市北区、能戸昇志社長)のトレーラーを活用する。
両社は引き続き、フェリーによる海上輸送で協⼒し、環境負荷低減と輸送効率向上につなげることで、持続可能な社会の実現に貢献するとしている。