【ニュース】 京セラ、宇都宮市で開催される国民体育大会「いちご一会とちぎ国体」の会場と最寄り駅を結ぶ自動運転の実証実験で同社が開発した自動運転バス「trota」を提供 栃木県宇都宮市

2022.09.27
京セラ株式会社(京都市伏見区、谷本秀夫社長)は、2022年9月
29日~10月11日の期間、宇都宮市で開催される国民体育大会「いちご一会とちぎ国体」の会場「栃木県総合運動公園」と最寄り駅となる東武宇都宮線「西川田」駅を結ぶ区間で実施される自動運転の実証実験で、同社が開発した自動運転バス「trota(トロタ)」を提供する。

同実証実験は、自動運転システムを導入した路線バスの本格運行を2025年度に目指す「栃木県ABCプロジェクト」の一環として実施するもの。
栃木県が主体となり、宇都宮市が実験運営に協力し、日本工営株式会社が実験運営、京セラと先進モビリティ株式会社が車両提供、関東自動車株式会社がドライバー派遣、日本信号株式会社が路車協調支援、株式会社アークノハラが案内表示(ICT LED電光掲示板)をそれぞれ担当する。

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京セラが先進モビリティ株式会社(茨城県つくば市、青木啓二代表)と開発中の自動運転バス「trota」には、京セラが開発したステレオカメラ・周辺検知カメラ・ミリ波レーダーと、先進モビリティと共同開発したECUシステムを搭載。
加えて、LiDAR(Light Detection And Ranging)や信号検出用カメラ、GNSS(Global Navigation Satellite System)アンテナなどのセンサー・システムも搭載している。
同実証実験では、緊急時には同乗のドライバーが手動介入する自動運転レベル2で運行。
これまで、2021年10月4日~22日までの19日間、京セラ滋賀八日市工場と滋賀蒲生工場間の公道を含む約1kmの区間を運行する実証実験なども行っており、無事故での走行実績が評価されているという。

実証実験の実施日は2022年9月29日~10月11日(いちご一会とちぎ国体の開催期間は2022年10月1日~11日)。
実施時間は9時~18時頃(13時~14時は運休)。
最高速度は40km/h。
乗客定員は19人(座席15人・立席4人)。
走行ルートは東武宇都宮線「西川田」駅~栃木県総合運動公園(片道約0.7km)。