【ニュース】 高知市、全国の移住経験者を対象に移住の検討方法や移住後の暮らしについて調査、リモートワークの普及やオンライン相談会などが鍵に 高知県高知市
2022.09.21
高知市(岡﨑誠也市長)は、これまであまり語られてこなかった移住ミスマッチ問題と向き合うため、2020年(コロナ禍)以降に移住を経験した、日本全国在住の20〜59歳の男女600名に対し、移住の検討方法や移住後の暮らしについて調査を実施、このほどその調査結果を公開した。
同調査によると、移住を決断した理由は、「働き方や暮らし方を変えたいため」と答えた人が32.0%で最多となり、続いて「リモートワークにより住む場所を選べるようになったため」が25.8%という結果に。
同市では、コロナ禍により、リモートワークという働き方が増え、仕事に関係なく住む場所を選べるようになったことで、移住の決断に至った人が多いと推察している。
また、移住関連イベントに参加した300名のうち、55.7%はオンライン移住相談会に参加。
年代別にみると、20代では63.6%がオンライン移住相談会に参加しており、対面移住相談会への参加は29.9%だった一方、50代ではオンライン・対面ともに50.8%の人が移住相談会に参加しており、20代よりも30~40代、30~40代よりも50代の方が対面移住相談会への参加率が増える傾向にあることが分かった。
移住後の暮らしについては、全体の86.8%が移住前にイメージした「理想通り」「まぁ理想通り」と回答。
移住関連イベント参加者では、90.3%が「理想通り」「まぁ理想通り」と回答し、非常に高い割合で理想通りの生活を送っていることが分かったとしている。
なお、未婚の人300名に移住先での恋愛などについて問う調査では、移住関連イベント参加者の約3人に1人が移住先で恋愛対象者と出会い・お付き合いした経験があると回答(33.1%)。
イベント不参加者(16.8%)の2倍近い割合となった。
同市では、比較的若い参加者が多い、オンラインのイベント参加者で「移住先で恋愛対象者と出会い・お付き合いした経験がある」と答えた割合が高く、移住前からイベントに参加し、積極的に移住に向けて活動する人の方が、移住先で恋愛する傾向があると推察している。
調査手法はインターネット調査(調査会社の保有する調査パネルを利用したネットリサーチ)。
調査エリアは全国。
回収割付は男性300:女性300、既婚300:未婚300、イベント参加300:イベント不参加300。
調査期間は2022年7月22日~28日。