【ニュース】 琵琶湖汽船、食品ロスの削減と子ども達の健やかな成長を願い、大津市内の子ども支援団体へ船内レストランの料理を再提供する取り組みを開始 滋賀県大津市
2022.09.20
琵琶湖汽船株式会社(滋賀県大津市、川添智史社長)は2022年9月、市内の子ども支援団体へ船内レストランの料理を再提供する取り組みを開始した。
今回の本格実施に先立ち、2022年8月に7日間のトライアルを実施している。
びわ湖を代表する大型観光船「外輪船ミシガン」は、今年で就航
40周年となる「エンターテイメントクルーズ船」。
1982年の就航以来、これまでに延べ800万人以上の人々が乗船した。
最上階デッキからは、びわ湖南部の美しい景色や比叡山・坂本の街並みを観覧できるほか、本格的な料理や音楽ライブ、観光案内も楽しめる。
また、機関換装をはじめとした設備の改装も実施、窒素酸化物
(Nox)の排出削減と省燃料化を進めているという。
同社が運航する「外輪船ミシガン」では、好きな料理を好きな分量で楽しんでもらえるよう、ブッフェスタイルで料理提供を行っており、予約状況や季節、その日の天気などを踏まえ、料理を作りすぎないよう努めているが、どうしても食品ロスが生じてしまっていたという。
そこで同社は今回、地元社会奉仕団体の大津ロータリークラブ(滋賀県大津市、木村隆会長)に「ご縁」を繋いでもらい、様々な事情を抱えた子どもを支援するNPO法人こどもソーシャルワークセンター(滋賀県大津市、幸重忠孝理事長)へ料理を再提供することを決定。
再提供する際は、再加熱が可能な料理のみを希望の人数分容器に詰めて提供する。
同社では、今回の同取り組みを通じ、食品ロスの削減と子ども達の健やかな成長に貢献するとともに、今後も持続可能な社会の実現に向けた活動に取り組んでいくとしている。
提供先は特定非営利活動法人こどもソーシャルワークセンター。
提供内容はミシガンクルーズ定期便で提供した料理。
提供期間は2022年9月1日~11月27日の隔週、12月以降も継続実施を予定。