【ニュース】 トキワ荘プロジェクト、マンガ家・マンガ家志望者向けの交流住居「多摩トキワソウ団地」を7月より全53室に拡大、今後は仕事づくりを行う第2フェーズへ移行 東京都日野市

2022.09.15
130人以上のプロマンガ家を輩出してきた「トキワ荘プロジェクト」を運営する特定非営利活動法人LEGIKA(東京都品川区、小崎文恵理事長)は、マンガ家・マンガ家志望者向けの交流住居「多摩トキワソウ団地」(東京都日野市)を、2022年7月より全53室に拡大した。

同団地は、2021年6月1日に全29室でオープンした、同プロジェクト最大の拠点。
オープン時と比較し、約1年1か月で82%増室した計算となる。

これまで同プロジェクトでは、若手作家向けに、プロデビューを目指すための住まいの提供に重点を置いてきた。
今後は第2フェーズと位置付け、作家が中長期的に活躍していくための職業機会と職業能力づくりにつなげるエコシステム(経済圏)の実現に主眼を置き、その要となる企業団体向けの戦略的マンガ制作事業「レジカスタジオ」の取り組みを、2022年9月より強化する。

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強化施策の一つとして、韓国ドラマの輸入やタレントビジネスなどを手掛ける株式会社インタラクティブメディアミックス(東京都品川区、孫一亨代表)と連携し、縦スクロールマンガ「Webtoon(ウェブトゥーン)」制作に関するプロジェクトをスタート。
9月14日より賞金付き作家オーディションの運営を開始、さらにインタラクティブメディアミックスが手掛ける人気韓国ドラマに関するWebtoon制作にLEGIKAが参加する。
LEGIKAではトキワ荘プロジェクトのメンバー等による作家リソース確保と、Webtoon制作活動の両者について、中長期的にサポート予定。

またもう一つの強化施策として、博報堂生活総合研究所と連携し、同研究所が蓄積してきた膨大な調査データに基づくマンガ制作プロジェクトを実施。
トキワ荘プロジェクト現参加者と卒業生が参画し、制作活動を行う。

交流強化型シェアハウス「多摩トキワソウ団地(たまときわそうだんち)」の所在地は東京都日野市多摩平3-1-8(「りえんと多摩平
」内)、交通はJR中央線「豊田」駅より徒歩8分。
サービス方式は「りえんと多摩平」の一部を賃借して提供(敷金・入居金・賃料・管理費などの支払い必要)。
構造・規模は鉄筋コンクリート造、4階建て。
建築年月は1960年、リノベーション年月は2011年3月。
居室構造は原則1ユニット3室(1室1名)で提供(一部ユニットは2室)、ユニットで洗面設備やトイレを共有、ユニット数は18。
提供居室数は53室(2021年9月7日現在)。
対象者はマンガ分野のクリエイター(作家、原作者、作画家等)又はその志望者。