【ニュース】 多摩川住宅ホ号棟マンション建替組合など、建替事業を着工、築54年・380戸の団地を905戸のマンションに建替え 東京都調布市
2022.09.05
多摩川住宅ホ号棟マンション建替組合(東京都調布市、眞野源吾理事長)・住友不動産株式会社(東京都新宿区、仁島浩順社長)・株式会社長谷工コーポレーション(東京都港区、池上一夫社長)の3者は、「多摩川住宅ホ号棟マンション建替事業」(東京都調布市)を2022年8月5日に着工した。
「多摩川住宅」は、東京都住宅供給公社が手掛けた初の大規模団地で、1968年に竣工。
高度経済成長期での東京の人口増による住宅不足を解消するため、調布市と狛江市にまたがる総面積約50haの広大な田園地帯に全体総戸数約3,900戸が建設された。
完成から半世紀を超え、再生の時を迎えた「多摩川住宅」の中で「ホ号棟」は、今回、先陣を切って建替事業に着工。
なお同事業は、国土交通省創設の「マンション長寿命化等モデル事業」(令和3年度)の採択事業として評価されている。
「ホ号棟」の「住宅再生A地区」では、容積率の上限が引き上げられたことにより、380戸(11棟)から905戸(7棟)のマンションへの建替えや、コミュニティー街路・公園・広場の整備、歩道状の空地を外周部に設置することが可能となった。
長期優良住宅認定のマンションで、長期に渡り快適な住環境を提供するほか、緑溢れる良好な環境も継承されるという。
「多摩川住宅ホ号棟マンション建替事業」の所在地は東京都調布市染地三丁目1-811(地番)他、交通は京王線「調布」駅よりバスで12~13分のバス停下車後徒歩4~7分。
敷地面積は3万7,638.90㎡。
構造・規模は鉄筋コンクリート造・地上12階建。
総戸数は905戸(非分譲住戸245戸を含む)。
間取りは1K~4LDK、専有面積は30.68~87.01㎡。
完成時期はⅠ工区が2024年11月下旬予定、Ⅱ工区が未定。