2022.09.01
ソフトバンク傘下のBOLDLY株式会社（ボードリー、東京都港区、佐治友基社長）は、伊予市（武智邦典市長）協力の下、2022年9月13日～10月8日の期間、公道での自動運転バス「NAVYA ARMA（ナビヤ アルマ、仏Navya社製）」の運行と、ヘルスケアテクノロジーズ株式会社（東京都港区、大石怜史社長）が提供するヘルスケアアプリ「HELPO（へルポ）」などを組み合わせた実証実験を実施する。

同実証実験は、経済産業省の「地域新MaaS創出推進事業」の一つとして実施するもの。
BOLDLYは、同実証実験の代表企業として事業全体の企画・進捗管理を行う他､「NAVYA ARMA」の運行とそれに必要な事前準備
（3Dマップデータの収集や走行ルートの調整など）の業務を担う｡
なお､四国地方の公道で「NAVYA ARMA」が走行するのは今回が初となる｡

同実証実験では、JR「伊予上灘」駅を起点とした1周約8kmのルートで「NAVYA ARMA」を運行するとともに、高齢化や過疎化が進む同市双海地域の希望者に対し、ヘルスケアテクノロジーズ協力の下、健康医療相談サービスなどを利用できるヘルスケアアプリ
「HELPO」と健康管理機能を備えたスマートウォッチ「Fitbit」を提供、日常的に利用してもらう。
これにより、利用者の健康意識を高める機会を創出すると同時に、自動運転バスを契機とした外出意欲を促進し、長期的には外出に伴う軽い運動や、利用者同士のコミュニケーションを通じた高齢者のフレイル予防の一助となることを目指す。

またBOLDLYは、移動サービスの提供だけでなく、ヘルスケアなどの他分野のサービスと連携することで､地域が抱える課題解決や移動サービスの持続可能性の向上を検証し、今後、伊予市役所・地域の交通事業者などと議論を重ねながら、同市における自動運転バスの実用化を目指すとしている。

実証実験の実施場所は伊予市双海地域の公道（JR「伊予上灘」駅を起点にふたみシーサイド公園などを経由し､翠小学校に至る1周約8km）、実施期間は2022年9月13日～10月8日。
期間中は誰でも自由に乗車可能（乗車の際は、新型コロナウイルス感染症の感染防止対策に要協力）｡
9月12日には関係者試乗会を実施する。