【ニュース】 あいおいニッセイ同和損害保険と空き家活用が協業、空き家の流通や利活用を後押しする保険商品・サービスを開発・提供 東京都渋谷区

2022.09.01
MS&ADインシュアランスグループのあいおいニッセイ同和損害保険株式会社(東京都渋谷区、新納啓介社長)と空き家活用株式会社(東京都港区、和田貴充社長)は、空き家の課題解決に向けた協業を8月より開始した。

400を超える自治体と連携協定を締結するあいおいニッセイ同和損保と、空き家所有者・事業者・自治体を繋ぐマッチングプラットフォームを運営する空き家活用が協業することで、空き家の流通や利活用を後押しする保険商品・サービスの開発・提供に取り組み、社会・地域課題の解決とともに持続可能な循環型社会の形成に貢献していくという。

両社による協業のうち、「空き家パッケージ」では、空き家活用が自治体・空き家所有者・入居者向けに展開する各種支援策に、あいおいニッセイ同和損保が提供する保険商品・サービスを組み合わせ、空き家の流通や利活用を促進。
例えば、登録された空き家物件のブロック塀が倒れて歩行者に損害を与えた場合などの事故を補償する損害賠償責任保険を提供、空き家の利活用に関する課題解決を進めていくとしている。

また、台風や洪水による災害、不法侵入による犯罪、害虫の侵入による異臭・腐敗などを未然に防止するソリューションを開発・提供することで、空き家所有者の不安を解消するほか、これらのソリューションと連携する保険商品・サービスを開発、空き家に関わる様々なステークホルダーのリスクを補償することで、空き家の活用促進を後押しする。

さらに、「空き家パッケージ」を全国の自治体へ展開し、空き家情報の収集や関連事業者との連携の効率化を実現することで、空き家の課題解決に向けた円滑な仕組みづくりを支援するほか、リユースを促進し、建築時のCO2排出量削減に取組むことで、地域でのカーボンニュートラルの達成にも貢献するという。