【ニュース】 三菱地所レジデンスなど、「小山三丁目第1地区第一種市街地再開発事業」が都市計画決定、住宅と商店街が一体となった複合市街地を創出 東京都品川区
2022.08.02
三菱地所レジデンス株式会社(東京都千代田区、宮島正治社長)・日鉄興和不動産株式会社(東京都港区、今泉泰彦社長)・株式会社大林組(東京都港区、蓮輸賢治社長)の3社は、権利者とともに推進している「小山三丁目第1地区第一種市街地再開発事業」(東京都品川区)が2022年7月8日付で品川区より都市計画決定の告示を受けたと発表した。
同プロジェクトは、東急目黒線「武蔵小山」駅の南東側、パルム商店街の入り口に面した約1.4haの区域に、地上約145m・約850戸の大規模な高層住宅を整備するプロジェクト。
下層階には現存する商店街の魅力を継承しながら、2階レベルでのギャラリーやデッキを整備することで回遊性の向上を目指した商業施設を形成、地域の賑わいを創出するとしている。
同エリアは、東急目黒線「武蔵小山」駅に近接するとともに、都市計画道路補助26号線沿線に位置した交通利便性の高い地区。
商店街と周辺市街地とが一体的になった街区が形成されている。
しかし、防災面では木造が密集した地域、高経年マンションや老朽化した木造住宅の存在、細分化された敷地の存在、賑わい面では商店街アーケードの老朽化、休憩所等利便施設の不足、店舗数・販売額の減少、道路環境では歩行者と車両交通の交錯、放置自転車、細街路が多く歩行者空間が不足といった課題があり、改善が望まれていたという。
同プロジェクトでは、こうした課題の解決に向け、建物の耐震性強化、まちの防災性向上、商業機能の継承と強化、歩車分離や駐輪施設の整備による歩きやすい安全な道路整備を目指す。
「小山三丁目第1地区第一種市街地再開発事業」の所在地は東京都品川区小山3丁目21番(一部)・24番・25番・26番。
区域面積は約1.4ha、建築物の敷地面積は約1万1,280㎡、建築物の延床面積は約12万7,000㎡。
建築物の主要用途は住宅・店舗・生活支援施設・駐車場等。
住宅戸数(予定)は約850戸。
竣工は2030年頃の予定。