【ニュース】 小田急不動産とomusubi不動産、DIY型賃貸を特長とする空き家サブリース事業「小田急ありのまま賃貸~空き家活用DIY賃貸~」を創設、オーナー募集を開始 東京都渋谷区

2022.07.15
小田急不動産株式会社(東京都渋谷区、五十嵐秀社長)とomusubi不動産(運営会社:有限会社トノコーポレーション、千葉県松戸市、殿塚建吾取締役)は、2022年4月に締結した空き家再生に関する基本協定書に基づき、DIY型賃貸を特長とする空き家サブリース事業「小田急ありのまま賃貸~空き家活用DIY賃貸~」を創設、7月14日よりオーナー募集を開始した。

DIY型賃貸とは、借主(入居者)の意向を反映し、住宅の改修を行うことができる賃貸物件。
国土交通省が賃貸住宅の流通促進の一環とし普及に取り組んでおり、借主自らが改修する場合や専門業者に発注する場合など、工事の実施方法は様々だという(出典:国土交通省ガイドブック)。

同事業は、小田急不動産が物件オーナーから空き家を借り上げ、
omusubi不動産がDIY可能な賃貸物件として入居者に貸し出すサブリース事業。
両社では同事業を通じ、未活用資産の有効活用や人口流入促進により、沿線価値の向上を目指すとしている。

小田急沿線では、自治体別で空き家数が全国一となる世田谷区を抱えていることに加え、沿線の一部地域では既に人口減少に転じており、空き家の増加ペースが今後急激に加速することが懸念されているという。

同事業では、賃貸物件で新たに入居者を募集する際に通常必要とされるクロスの張替えや古い設備の入れ替え等のリフォーム工事を未実施の状態で、小田急不動産とomusubi不動産がオーナーから物件を借り上げ(マスターリース)、DIY可能な賃貸物件として入居者に転貸(サブリース)する。

オーナーは、賃貸物件として運用するにあたり最低限必要となる補修工事のみの負担で賃貸することができ、マスターリース期間中は小田急不動産が査定した固定賃料を稼働状況に関係なくオーナーに支払うため、安定した賃料収入を得ることが可能。

一方入居者は、改装届で許可を得た箇所について退去時の原状回復義務が免除され、従来持ち家でないと難しい自分好みの改装を賃貸住宅で実現できるほか、工事費を入居者側で負担するため、周辺の家賃相場よりも安く借りられるケースが一般的だという。

対象物件は一戸建て・マンション・アパート・店舗・事務所(1部屋単位)。
事業エリアは小田急沿線(新宿駅~向ヶ丘遊園駅)、京王井の頭線「下北沢」駅から電車で約20分圏内の都内。