【ニュース】 沿線まるごと株式会社、JR青梅線「鳩ノ巣」駅舎を改修し、無人駅から地域にイノベーションを起こす新拠点「沿線まるごとラボ」を6月1日に開設 東京都奥多摩町

2022.05.25
地域活性化やビジネス創出を支援する株式会社さとゆめ(東京都千代田区、嶋田俊平社長)と東日本旅客鉄道株式会社(東京都渋谷区、深澤祐二社長)の共同出資会社「沿線まるごと株式会社」(東京都奥多摩町、嶋田俊平代表)は、JR青梅線「鳩ノ巣」駅(東京都奥多摩町)の駅舎を改修し、無人駅から地域にイノベーションを起こす新拠点「沿線まるごとラボ」を2022年6月1日に開設する。

沿線まるごと株式会社では、JR青梅線の駅とその近隣の集落を基本ユニットとして、その地域ならではの特産品・体験をコンテンツ化し、提供することで、地域を「まるごと」楽しめる新たな滞在型観光を提案。
駅周辺の集落や渓谷の散策、わさび田巡りや地元の生産者との対話など、その土地ならではの暮らしと歴史文化を感じてもらう取組みで、地域住民や来訪者と共に課題解決や持続可能な事業にも取り組んでいくとしている。

今回、JR青梅線「鳩ノ巣」駅駅舎(無人駅)を改修し、開設する「沿線まるごとラボ」では、地域住民や地域事業者と連携、まだコンテンツ化(ツアー・地域貢献活動・特産品開発等)されていない魅力的な地域資源を共に発掘・編集し、地域イノベーションを創出する研究所(ラボ)機能を果たすというもの。
さらに、沿線まるごと株式会社の本社オフィスとして活用するほか、将来的には、沿線まるごと株式会社が開発を進める「沿線まるごとホテル」のフロント機能の役割も果たすとしている。

沿線まるごと株式会社のスタッフ、JR東日本社員だけでなく、地域住民や地域事業者が「沿線まるごとコンシェルジュ」となり、集落固有の地域資源を案内し、魅力を伝えていくことで、地域住民同士や観光客が地域と「つながる」きっかけをつくるという。
また、奥多摩わさびを栽培する農家と連携した「奥多摩わさびツアー」や、地域環境保全団体と連携した集落の清掃活動やリバークリーン(川の清掃)など、地域が一体となり、活性化させる体験型コンテンツも開発するとしている。

「沿線まるごとラボ」の所在地は東京都西多摩郡奥多摩町棚澤
390、交通はJR青梅線「鳩ノ巣」駅直結。
施設規模は約30㎡。