2022.05.23
アイリスグループの株式会社アイリスプロダクト（仙台市青葉区、大山健太郎会長）は5月20日、福島県南相馬市復興工業団地内に建設していた「南相馬工場」を完成、竣工式を実施した。

アイリスプロダクトは、アイリスグループの復興支援事業の一環として、東日本大震災と福島原発事故により、深刻な被害を受けた福島県浜通りでの産業振興と雇用の創出を目指し、新設したもの。

同工場では、人工芝や建材用平板・波板、脱酸素剤やパックごはん用トレーなどを製造することで、アイリスグループ全体の物流を一層円滑化し、リードタイムを短縮するとしている。
特に人工芝については、同工場とアイリスソーコー株式会社（仙台市青葉区、大山富生社長）の大分工場の東西2拠点体制による生産量アップと流通力強化により、国内スポーツ事業の一層の拡大にも貢献するという。

さらに、アイリスプロダクトは、同工場内の製造ラインの自動化を進め、地元企業でのロボット導入支援や福島ロボットテストフィールドの活用に取り組み、国家プロジェクト「福島イノベーション・コースト構想」の推進にも貢献するとしている。

アイリスプロダクト「南相馬工場」の総投資額は60億円。
敷地面積は2万2,209㎡。
新規雇用人数は80名（本格稼働時）。