【ニュース】 ヒューリックなど、「(仮称)心斎橋プロジェクト」の計画概要を発表、店舗・宿泊施設・事務所の複合施設を一体開発 大阪府大阪市

2022.05.11
ヒューリック株式会社(東京都中央区、前田隆也社長)・株式会社竹中工務店(大阪市中央区、佐々木正人社長)・JR西日本不動産開発株式会社(大阪市北区、國廣敏彦社長)・株式会社パルコ(東京都渋谷区、牧山浩三代表)はこのほど、現在4社で推進している「(仮称)心斎橋プロジェクト」(大阪市中央区)の計画概要を発表した。

同計画地は、大阪のメインストリート「御堂筋」と「長堀通」に面した「心斎橋」の交差点に位置する視認性の高い立地で、大阪メトロ御堂筋線・長堀鶴見緑地線「心斎橋」駅に直結。
同事業は、長年に渡り心斎橋エリアの賑わいをけん引してきた「心斎橋プラザビル(本館・東館・新館)」と「心斎橋フジビル」を建替え、新たなランドマークとして店舗・宿泊施設・事務所の複合施設を一体開発するもの。

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外観コンセプトは、「心斎橋」の華やかな文化やイメージをこの場所に結晶化させ、時代を超えて場所の力を映し出す「Quartz」とし、高層部は上昇感を生み、ランドマーク性を強調するデザインとし、中層部・低層部はボリュームを分節させて街並みになじむデザインとする。

地下2階~地上6階の商業店舗は、多様な用途の店舗を誘致し、御堂筋・長堀通に面する連続したメゾネット店舗にはラグジュアリーブランドの誘致を計画。
テナントの個性を活かしたファサードを形成することで、関西有数のショッピングストリートに新たな魅力を加えるという。

16階~28階にはヒューリックグループが運営する「ザ・ゲートホテル」が、関西エリア旗艦店として、また京都に続く関西2軒目として開業。
シリーズ最大の220を超える客室を有し、地上約120mの最上階には、大阪の景色を一望できるルーフトップバーを設置する。

8階~14階には心斎橋エリア待望の供給となる駅直結の希少性の高いオフィスを計画。
1フロア約268坪から最小分割区画約24坪まで多様なニーズに対応、8階のオフィスロビーは2層吹き抜けの開放的な空間として計画するとともに、御堂筋を望む屋外テラスと接続し、オフィスワーカーや来街者にゆとりとくつろぎを与える空間を提供するという。

「(仮称)心斎橋プロジェクト」の所在地は大阪市中央区南船場3丁目8番4他(地番)、交通は大阪メトロ御堂筋線・長堀鶴見緑地線「心斎橋」駅地下2階直結。
敷地面積は約3,289㎡(船場建築線後退後の面積)、延床面積は約4万6,284㎡。
建物は地上28階・地下2階。
竣工は2026年2月(予定)。