【ニュース】 デベロップ、災害などの有事に被災地に駆けつける「レスキューホテル」で防府市・山陽建設工業と災害協定を締結 山口県防府市

2022.04.01
コンテナホテルを全国展開する株式会社デベロップ(千葉県市川市、岡村健史代表)は、災害などの有事に被災地に駆けつける「レスキューホテル」の出動に係る山口県初の災害協定を2022年4月7日に防府市(池田豊市長)・山陽建設工業株式会社(山口県防府市、塩田唯社長)と締結する。

防府市は、山口県中南部で、瀬戸内海の周防灘に面し、市の北部に中国山地が広がり、標高50m以上の山地が全域のほぼ半分を占めるなど自然に溢れた地域。
一方で周防灘や豊富な森林資源は、自然災害の発生時に被害を甚大化させるリスクも有しており、同市では情報ネットワークの強化や避難所の確保を進めるなど、減災に向けた取り組みを推進している。

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今回はその一環として、「レスキューホテル」が発災時に必要な場所へ個室空間を迅速に移設可能である点や、目的に応じた仕様変更が可能な点に着目、「レスキューホテル」の一部を所有する山陽建設工業より同市への申し入れを経て、今回の協定締結に至ったとしている。
これを機に、有事には、同県内で2022年8月に開業を予定している宇部市の拠点を中心にすみやかな出動を行えるよう、関係各所との連携を強化するという。

デベロップが運営する「HOTEL R9 The Yard(ホテルアールナインザヤード)」シリーズは、建築用コンテナモジュールを利用した独立客室のホテル。
隣室と壁を接しないため静粛性とプライバシー性に優れ、全国で
49店舗・1,648室(開業準備中店舗含む)を展開している。
有事の際には、客室をすみやかに被災地へ移設し避難施設等に利用する「レスキューホテル」としての役割を担うという。