【ニュース】 神戸市、再整備を計画している新神戸駅前広場のデザインコンセプトや再整備のイメージ等を発表 兵庫県神戸市
2022.01.31
神戸市(久元喜造市長)はこのほど、再整備を計画している新神戸駅前広場のデザインコンセプトや再整備のイメージ等を取りまとめた。
新神戸駅は、広域的な交通における神戸の玄関口であり、神戸空港や都心・ウォーターフロントへのアクセスをはじめとした重要な交通結節点。
六甲山系の麓に位置し、北野エリアや布引ハーブ園、布引の滝など周辺観光スポットへのアクセス拠点にもなっているという。
同市では令和3年9月、新神戸駅前広場の再整備の基本方針等をまとめた「新神戸駅前広場再整備の進め方」を策定。
また、駅前広場に隣接する生田川公園についても再整備を予定しており、令和3年12月には、これらの施設のデザインを検討する事業者を公募型プロポーザル方式で選定している。
新神戸駅前広場は、「公共交通と一般車が混在し、バスの乗り場が点在して分かりづらい」「北野や布引の滝等の周辺エリアへのアクセスが分かりづらい」「神戸を感じられる雰囲気づくりができていない」等の課題があった。
再整備では、公共交通の利便性向上(交通機能の再編)、周辺エリアへの歩行者動線の改善、玄関口としてふさわしい空間の創出などを目指す。
デザインコンセプトは「山と街をつなぐ新神戸ハーブガーデン」とし、山と街をつなぐ駅前広場の象徴として、ハーブをコンセプトに用いる。
また、駅前広場の再整備を周辺エリアの活性化に波及させるため、地域の人々や周辺施設の事業者と連携し、新設デッキ上のシンボル空間や生田川公園等を、店舗の設置やイベント開催等によるにぎわい創出の場として活用するという。
今後のスケジュールは、令和4年度に設計、令和5年度に工事、令和6年度末に供用開始目標としている。