2022.01.07
佐賀県基山町は、2022年1月8日より約1ヶ月間、持続可能なモビリティサービスを実現するため、地元産品を輸送・販売する貨客混載事業を開始する。
経済産業省と国土交通省が進める「スマートモビリティチャレンジ」の実証実験を実施する一環。

同町と一般社団法人九州経済連合会（福岡市中央区、倉富純男会長）は、2020年度より、新たなモビリティ事業に関する検討・研究を重ねてきた。
その結果、同町は2021年度の経済産業省「スマートモビリティチャレンジ」先進パイロット地域に選定され、今回の実証実験実施に至ったとしている。

今回の実証実験では、同町と西日本鉄道株式会社（福岡市博多区、林田浩一社長）が連携し、基山PA（上り）～西鉄天神高速バスターミナル間を走行する西鉄高速バスで、エミュー関連商品等の同町特産品を貨客混載方式で輸送、西鉄福岡（天神）駅内のアンテナショップ「西鉄縁線駅みやげ」で販売する。
同事業で同町をPRすると共に、貨客混載事業の可能性を検討するという。

貨客混載事業の販売店舗は西鉄沿線アンテナショップ「西鉄縁線駅みやげ」（福岡市中央区天神二丁目 11-3 ソラリアステージビル2階）、営業時間は9時30分～20時30分。
販売期間は2022年1月8日～2022年2月4日（在庫状況により予告なく販売を終了する場合あり）。
販売商品の販売者・商品名・予定税込価格は、株式会社きやまファームの「エミュー肉キーマカレー（600円）」「エミュー肉みそ（680円）」「エミュー燻製ハム（500円）」「エミュー万能ソース（600円）」、工房 峰山の「各種手作りジャム（680円～880円）」。
運営会社は株式会社西鉄ステーションサービス。

なお、エミューは、オーストラリア原産の鳥類で、体長は1.7mほどに成長し、肉は食用となるほか、脂肪分は「エミューオイル」として化粧品に活用されている。