【ニュース】 京都市、「京町家賃貸モデル事業」の第1号事業となる京町家がオフィス付住宅として再生、東京のIT系企業が入居 京都府京都市
2021.08.19
京都市(門川大作市長)はこのほど、京町家を所有者から借上げ、公募した活用事業者に転貸し、将来の担い手の育成等を行う「京町家賃貸モデル事業」で、第1号事業となる中京区の京町家がオフィス付住宅として再生、東京のIT系企業が入居したと発表した。
第1号事業となった建物は、5年程度空き家となっていた1列3室型の京町家で、昭和初期に建てられたもの。
奥庭の小屋には染料などが残っており、職住共存の染物関係の工場として使用されていたと考えられている。
再生された京町家の所在地は京都市中京区壬生東土居ノ内町。
建築年代は昭和初期(築約90年)、延床面積は74.56㎡。
活用事業者(京都市が公募により選定)はIzutsuRealty株式会社(京都市下京区、山下善彦代表)、入居者(活用事業者が選定)は株式会社Mobius(東京都品川区、今井文哉代表)。
なお、Mobiusは、同オフィスを東京のIT系企業のサテライトオフィスとして活用、京都のものづくりの支援に取り組むほか、京町家の魅力発信のため、代表者が住みながら、その暮らしぶりをSNSなどで発信する予定だという。