【ニュース】 日本経済新聞社と大和ハウス工業、日本経済新聞社旧大阪本社跡地でテレビ局とホテルで構成する複合施設「大阪・大手前一丁目プロジェクト」を着工 大阪府大阪市
2021.08.05
株式会社日本経済新聞社(東京都千代田区、長谷部剛社長)と大和ハウス工業株式会社(大阪市北区、芳井敬一社長)は8月1日、日本経済新聞社旧大阪本社跡地(大阪市中央区)で、複合施設「大阪・大手前一丁目プロジェクト」を着工した。
同施設には、日本経済新聞社グループのテレビ大阪株式会社(大阪市中央区、田中信行社長)の本社と、ヒルトン(米国バージニア州、クリストファJ.ナセッタ社長)が運営する「ダブルツリーbyヒルトン大阪城」が入居する。
同施設の建設地は、「大手前地区 地区計画」が定められており、情報発信・業務・宿泊等の多様な機能導入により、都市魅力の充実と大阪城公園の玄関口としての観光拠点機能の強化を図り、天満橋駅と大阪城公園を結ぶ歩行者空間を創出、快適で魅力ある複合拠点の形成を目指すとしている。
同施設では、周辺環境との調和、エリアの回遊性向上や防災面にも配慮。
外観デザインは「和模様」をコンセプトとし、隣接する大阪城の白壁や石垣、日本古来の市松模様など日本的な要素を取り入れた。
また、寝屋川沿いには、水辺に桜を配した、大阪城公園へと続くテラス空間を設け、敷地の東西には憩いと賑わいの空間となる多目的広場を整備し、一般に開放する。
さらに災害時には、デジタルサイネージによる情報発信を行うとともに、1階エントランスを一時避難スペースとして開放するなど、防災面での地域配慮も行う。
日本経済新聞社が区分所有する1~4階は、日経グループの情報発信拠点として、テレビ大阪が新本社として使用。
セキュリティや防災性の高いビルへの移転により、放送機能の更新と放送の継続性を一層強化する。
イベントの開催、天神祭りの生中継などにより、賑わいを演出、地域の活性化を図るという。
大和ハウス工業が区分所有する6~20階には、ヒルトンの関西初ブランドとなる「ダブルツリーbyヒルトン大阪城」がオープン。
377室の客室の他、レストラン、カフェバー、ロビーラウンジ、フィットネス・プール、エグゼクティブラウンジ、宴会・会議室などを備える予定だという。
「大阪・大手前一丁目プロジェクト」の所在地は大阪市中央区大手前一丁目1番1・1番2・1番3・1番4。
敷地面積は4,372.56㎡、延床面積は3万8,809.55㎡。
用途はテレビ局・ホテル・事務所。
着工は2021年8月1日、竣工は2023年12月31日予定、開業は
2024年春予定。