【ニュース】 勝本漁業協同組合、観光船乗り場兼観光案内所「ヒヨリミテラス」をカフェなどを併設した複合施設として全面リニューアルオープン 長崎県壱岐市

2021.08.04
勝本漁業協同組合(長崎県壱岐市、大久保照享代表理事組合長)は8月2日、同組合が運営する「ヒヨリミテラス」を、カフェなどを併設した複合施設として全面リニューアルオープンした。

「ヒヨリミテラス」は、壱岐島の最北端に位置する辰ノ島観光船乗り場兼観光案内所。
エメラルドの海が人気の壱岐島で観光スポットとなっている辰ノ島渡船・遊覧チケットを販売している。

施設名の「ヒヨリミ」とは、壱岐市勝本地区で明治の末から始まった制度「日和見制」に由来したもの。
「日和見制」は、大荒天の際の海難事故を防ぐため、風が強い時や、凪がわからない時に、港に「黄色い旗」を立て、みんなで集まり、船を出すかどうか、漁をするかどうかの沖止めを決定していた制度で、「黄色い旗」を相談旗と呼び、旗の下に集まることを「日和見(ヒヨリミ)」と呼んでいる。

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リニューアルにあたっては、LIGHTHOUSE設計株式会社(長崎県壱岐市、篠﨑竜大代表)が設計と建築を担当。
外壁にはイラストレーターであるモッツ氏がデザインした勝本で獲れる魚介類が描かれた。
渡船・遊覧船を待つ間は、勝本名物のイカをふんだんに使用したイカバーガーなどのフードメニューや壱岐のクラフトビール、コーヒーなどを楽しむことができるようになったという。
また、ヒヨリミテラスのロゴ、ウェブサイトも新たに制作、来島前でも現地のインフォメーションが見れるようになったとしている。

フードメニューはヒヨリミバーガー(500円)・ヒヨリミバーガーセット(1,000円)・イカリング(500円)・イカミンチボール(500円)・フライドポテト(200円)。
ドリンクメニューはゴールデンエール(アイランドブリュワリー、700円)・その他ソフトドリンク(300円)。

観光メニューは、島巡り遊覧が大人1,500円・小人750円、辰ノ島渡線が大人700円・小人350円、島巡り遊覧と渡船が大人2,000円・小人1,000円。

「ヒヨリミテラス」の所在地は長崎県壱岐市勝本町勝本浦575番地61、交通は郷ノ浦港より車で約25分、芦辺港より車で約15分、壱岐空港より車で約30分。