【ニュース】 NEC、「宮古島ループバス」の実証運行で、マスクを着用したままでも本人確認できる顔認証を活用した乗車システムを提供 沖縄県宮古島市
2021.07.08
日本電気株式会社(東京都港区、森田隆之社長)は、双日株式会社(東京都千代田区、藤本昌義社長)、宮古協栄バス合資会社(沖縄県宮古島市、豊見山忠朗社長)、株式会社八千代バス・タクシー(沖縄県宮古島市、砂川能樹代表)、中央交通株式会社(沖縄県豊見城市、森良知代表)が実施する、宮古島市内の主要観光地・宿泊施設等を循環する「宮古島ループバス」の実証運行で、マスクを着用したままでも本人確認できる顔認証を活用した乗車システムを提供する。
同システムは、NECの生体認証「Bio-IDiom」の中核技術で、世界1の認証精度(米国国立標準技術研究所による顔認証技術の性能評価で5回目の第1位を獲得)を有する顔認証技術を活用したもの。
顔認証を活用することで乗車券が不要になり、紛失を防止し、利便性・回遊性の向上を実現するほか、マスクを着用したまま本人確認を行うことができ、利用者の新型コロナウイルス感染症などの感染リスクを低減するという。
同システムを活用した実証運行は、宮古島市民・観光客等を対象に2021年7月12日から開始する。
なお同実証は、昨年10月から今年1月まで実施した実証運行の次の取り組みとなるもので、マスク着用時でも顔認証可能なエンジンに新たに対応、顔認証対象者を宮古島市民に加え観光客等にも拡大して実施するという。
観光客は、同実証公式LINEアカウント(宮古島ループバス公式アカウント)経由で、プットメニュー株式会社(東京都大田区、山本望社長)が提供するPutmenuLINEミニアプリで乗車券を購入し、LINEアカウント内にある顔登録メニューから乗車券と顔情報を紐づけることで、顔認証によって乗車することが可能となる。
「宮古島ループバス(MIYAKO ISLAND LOOP BUS)」の運行期間は2021年7月12日~9月5日(予定)。
運行ルート(主な経過地)は、北小前~マティダ市民劇場(平良港)~宮古島市役所~宮古空港~宮古島東急ホテル&リゾーツ~シーウッドホテル(来間島)~シギラセブンマイルリゾート内各所~保良川ビーチ・海宝館前~東平安名崎~吉野海岸(宮古島島内を双方向に循環)。