【ニュース】 西会津町と会津乗合自動車など、「西会津町民バスの輸送サービス向上に向けた連携・協力に関する協定」を締結 福島県西会津町
2021.07.05
福島県西会津町(薄友喜町長)・会津乗合自動車株式会社(福島県会津若松市、佐藤俊材社長)・株式会社みちのりホールディングス(東京都千代田区、松本順代表)の3者は7月2日、相互に連携・協力することに合意し、「西会津町民バスの輸送サービス向上に向けた連携・協力に関する協定」を締結した。
同町と会津乗合自動車はこれまで、町民バス・イベントバス・スクールバス・高速路線バスの運行で連携してきたが、今回は、同町が今年3月に策定した西会津町デジタル戦略をもとに、新たに3者で連携協定を締結したという。
具体的な協定事項は、「西会津町民バスの輸送の安全、利便性向上と利用促進」「デジタル技術を活用したバス運行」「首都圏等との交通アクセスの向上」「多様な輸送サービスの検討と実証」など。
「西会津町民バスの輸送の安全、利便性向上と利用促進」では、呼出型最適経路バス(AIデマンドバス)の導入により、既存の形に縛られない柔軟な運行の実現とその利用促進を図る。
「デジタル技術を活用したバス運行」では、AI(人工知能)が策定したルート・ダイヤの生成や、スマートフォン等での乗車予約・仮想バス停での乗降などを実現し、利便性向上と運行効率化を目指す。
「首都圏等との交通アクセスの向上」では、既存の高速バスの運行の充実や町民バスとの接続連携などにより、首都圏等からの交通アクセスの向上を図り、アフターコロナの観光交流を促進する。
「多様な輸送サービスの検討と実証」では、従来のバス運行に縛られない柔軟な地域移動手段や、人に加えモノの輸送サービスなどを検討し、その実現を目指すという。