【ニュース】 阪神バス、尼崎ドライブスクールの送迎バス輸送を一般路線バスで代替、輸送資源を効率的に活用 兵庫県尼崎市
2021.06.29
阪神バス株式会社(兵庫県尼崎市、上田晋也社長)は、無料送迎バスを運行している尼崎ドライブスクール(兵庫県尼崎市、アスモ株式会社、田中洋一代表)と連携し、「送迎バスによる輸送」を阪神バスの一般路線バスで代替する。
両社が保有する輸送資源を効率的に活用することで、「持続可能な運送サービスの提供」を目指す。
開始日は2021年7月31日。
同取り組みより、阪神バスは固定収入確保のメリットがあり、尼崎ドライブスクールは運行費用の削減や事故リスクの回避に加え、運行範囲拡大による集客力の増強といったメリットがある。
さらに、尼崎ドライブスクールの教習生にとっても、乗車停留所が増え、教習所在籍中は無料で阪神バスの路線バス全線を利用できるメリットがあるという。
同取り組みでは、阪神バスの尼崎市内線の既存3路線の一部便を「尼崎ドライブスクール前」まで延伸。
これに伴い、尼崎市内運行の無料送迎バス6コースのうち、3コースの削減が実現する。
教習生には、阪神バス全線のフリー乗車券(費用は尼崎ドライブスクールが負担)を発行するほか、高齢者向けの1日講習や入所申込時など単日での利用者にはバス運賃を返金するシステムも構築したという。