【ニュース】 東急不動産と鹿島建設、旧九段会館を一部保存しながら建て替える「(仮称)九段南一丁目プロジェクト」で、「健康」「安心・安全」をテーマに社会課題を解決する次世代型オフィスを提供 東京都千代田区
2021.06.09
東急不動産株式会社(東京都渋谷区、岡田正志社長)と鹿島建設株式会社(東京都港区、押味至一社長)は、両者が推進する、登録有形文化財建造物の旧九段会館(東京都千代田区)を一部保存しながら建て替える「(仮称)九段南一丁目プロジェクト」で、「健康」「安心・安全」をテーマに、アフターコロナの都心部に求められる持続可能な新しい働きかたを実現し、SDGsへの貢献をはじめとする社会課題を解決する次世代型オフィスを提供する。
同物件では、健康経営支援に実績のある東急不動産ホールディングスグループの株式会社イーウェル(東京都千代田区、稲葉章司社長)と同物件に入居するクリニックが連携し、健康経営をサポート。
イーウェルのアドバイスに基づいたハード面での健康経営サポート施設に加え、従業員の健康管理に取り組み、「健康経営優良法人認定」を目指す入居企業に対しては、イーウェルが提供するコンサルティングサービスを通じて健康経営推進のサポートが可能になるとしている。
具体的には、こころと身体の健康、職場での繋がりを実現する新コンセプトの「職域食堂」を設置。
全国の農家から直接仕入れるオーガニック食材などを使用した栄養バランスのとれたメニューで、生産者・料理人に加え、オフィスワーカーと共に生産から消費まで考えていく食堂を運営する。
合わせて、こころと身体の健康に配慮し、専用の屋上庭園、健康家具、クリニック、仮眠室、礼拝室、オールジェンダートイレ等など、入居企業のダイバーシティ経営を推進する付帯施設も設置する。
さらに、非接触での入館システム、オフィス内部の換気量強化、
120時間分の非常用電源・防災備蓄品の確保等、感染症と大規模災害の両方に備えたBCP計画も実施するという。
「(仮称)九段南一丁目プロジェクト」の所在地は東京都千代田区九段南1丁目5番1外、交通は東京メトロ半蔵門線・東西線、都営新宿線「九段下」駅より徒歩1分。
敷地面積は約8,765㎡、延床面積は約6万8,108㎡。
構造・規模はS造(CFT造)・RC造・SRC造、地下3階地上17階。
竣工予定は2022年7月。