【ニュース】 酒田米菓、歯科医師・博士の五島朋幸氏と「咀嚼機能判定スナック」の「パタカせんべい」を共同開発、6月より販売を開始 山形県酒田市
2021.06.03
せんべいなどを中心とした米菓の製造販売を手掛ける酒田米菓株式会社(山形県酒田市、佐藤栄司代表)は、歯科医師・博士(歯学)の五島朋幸氏と「咀嚼機能判定スナック」の「パタカせんべい」を共同開発、2021年6月より販売を開始する。
商品名は、「パリッと割れて」「タ(食)べて美味しく」「カラダに優しい」に由来したという。
市販のサラダせんべいは、パリッと割れて唾液で柔らかくなりやすく、高齢者にも食べやすいが、市販の商品の多くは塩分が高く高齢者には不向きとされている。
今回、両者が開発した「パタカせんべい」は、噛みごたえがありながら唾液で柔らかくなりやすく、塩分控えめの商品。
高齢者だけでなく、小さな子どもでも美味しく食べることができるという。
厚生労働省の2019年「人口動態調査」のデータでは、肺炎の死亡数は死因第5位、誤嚥性肺炎の死亡数は第6位を占めており、両者を足すとガンや心疾患に次ぎ、死因第3位となっている。
とくに肺炎は90歳以上の高齢者では死因の第2位、その肺炎のうち70〜80%が誤嚥性肺炎だという。
誤嚥性肺炎は、噛む力・舌を動かす筋力・食べ物を飲み込む嚥下の機能が低下することで起こりやすくなるが、嚥下力を適正に保つためには、咀嚼の機能を把握することが重要とされている。
「パタカせんべい」は、1枚1枚を同じ硬さと大きさに調整し、嚥下につなげるのに必要な咀嚼力を判定できるようした。
1枚を口に入れ、30回以内に飲み込める程度に咀嚼できれば咀嚼機能は正常な健康な口と判定、30回以上噛んでも飲み込めない場合でも、せんべいが口の中で溶けるように作られているので安全だとしている。
「パタカせんべい」の原材料名は、うるち米(国産)・砂糖・食塩。
内容量は10g。
同社公式通販サイトで購入可能。