【ニュース】 47PLANNINGなど、奈良井宿の小規模複合施設内で新ホテルブランドの第1号となる「BYAKU Narai」を8月4日に開業、江戸時代の町並みに溶け込む分散型ホテル 長野県塩尻市

2021.05.28
株式会社47PLANNING(福島県いわき市、鈴木賢治代表)は、奈良井宿の小規模複合施設(長野県塩尻市)内で、同社が手がける新ホテルブランドの第1号となる「BYAKU(ビャク)Narai」を
2021年8月4日に開業する。

同計画は、文化庁の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている中山道の宿場町「奈良井宿」で、約200年前の伝統的建造物等を改修、ホテル・レストラン・酒蔵・バー・温浴施設・ギャラリーの6業態で構成された小規模複合施設として利活用するプロジェクト。
事業主体は、塩尻市・竹中工務店が出資し設立した「株式会社ソルトターミナル」と塩尻市森林公社。
建造物の改修を竹中工務店が手掛け、計画の企画プロデュースは
47PLANNINGが担当、47PLANNINGが設立した新会社「株式会社奈良井まちやど」が開業後のホテル・レストラン等の運営を行う。

05281200

新ホテルブランド「BYAKU(ビャク)」には、地域に眠る百の体験を届け、百年前の建築を未来に遺す宿という想いを込めたという。

「BYAKU Narai」は、今なお引き継がれる江戸時代の町並みに、溶け込むように滞在する「分散型ホテル」として運営する。
拠点が点在する分散型ホテルの仕組みを生かし、宿泊客に奈良井宿の町をまるごと愉しんでもらえるよう、地域との密接なつながりを感じられるようなコミュニティの形成に注力するとしている。

複数の建物で構成する客室は、全12部屋を用意。
かつて酒蔵だった「歳吉屋(トシヨシヤ)」と曲物職人が暮らしていた「上原屋(ウエハラヤ)」という、用途も間取りも異なるそれぞれの建物の特徴を活かすことで、一般的なホテル客室とは一線を画した、古民家ならではのユニークな宿泊体験を提供するという。

また、レストラン「くら(漢字は山冠に品) kura」では、奈良井宿ならではの食体験を提供。
地域の生産者が手掛ける旬の食材や地域ならではの食材を活用し、地域に受け継がれる郷土料理や調理法といった食文化をアレンジしたメニューで構成するとしている。