【ニュース】 高齢者介護事業のユニマットリタイアメント・コミュニティ、Bリーグ「千葉ジェッツふなばし」と協業しスポーツ事業に参入 千葉県船橋市
2021.05.25
高齢者介護事業を手掛ける株式会社ユニマットリタイアメント・コミュニティ(東京都港区、中川清彦社長)は5月24日、「イマドキシニア」に向けた新サービス開発と、地域活性化を目指すプロジェクトを始動した。
同社が示す「イマドキシニア」とは、主に1950年代生まれの高齢者で、高度経済成長期の豊かな生活の中、テレビなどの娯楽、スポーツなどが身近な存在となり、個性豊かな価値観を持ちながら過ごしてきた世代。
同社では、部活やサークル活動などで多くの「イマドキシニア」が慣れ親しんできたスポーツに着目、プロジェクトの第1弾では、船橋市をホームタウンとするプロバスケットボールBリーグ「千葉ジェッツふなばし」と協業し、スポーツ事業に参入する。
両者による協業では、同社が運営する高齢者介護施設「幕張ケアセンターそよ風」(千葉市花見川区)の管理栄養士が監修した夕食を「千葉ジェッツふなばし」のアカデミー生(中学生)に提供。
プロスポーツ選手の身体づくりで重要となる食事は、管理栄養士や栄養士、厨房職員といった多くの職員が勤務する同施設の強みの一つで、この強みを活かし、未来のプロバスケットボール界を担うアカデミー生への栄養支援として実施する。
また、「幕張ケアセンターそよ風」の施設内リハビリスペースを、デイサービスで使用しない夜間や休日に、自分の体重だけで負荷をかけて行う自重トレーニングスペースとして貸し出しを行う。
同スペースは、チーム選手だけでなく、ユースのトレーニングや勉強、チアリーディングなどの練習にも利用可能だという。
一方、「千葉ジェッツふなばし」のサポートにより、「幕張ケアセンターそよ風」利用者用の機能訓練プログラムも開発。
アカデミー生などとの共同イベントも行う予定で、「そよ風」利用者にはアカデミー生との交流による刺激や、選手やクラブを応援するという楽しみなどが新しい価値として生まれるとしている。
さらに、選手引退後の施設での雇用や、プロスポーツ選手としての経験をいかした本社での業務を創設するなど、現役選手のサポートだけでなく、引退後のサポートも行っていく予定だという。