【ニュース】 南海電気鉄道、6月1日より高野山ケーブルカーを再生可能エネルギー100%で運行 和歌山県高野町
2021.05.06
南海電気鉄道株式会社(大阪市中央区、遠北光彦社長)は、国連が定める6月5日の「環境の日」を迎えるにあたり、2021年6月1日より、鋼索線(高野山ケーブルカー、和歌山県高野町)を再生可能エネルギー100%で運行する。
同社では、CO2の排出削減に向け各種施策を実施しており、鋼索線でも省エネルギー車両の導入などを進めてきた。
今回は、関西電力株式会社(大阪市北区、森本孝社長)の「再エネECOプラン」を適用することで再生可能エネルギー100%での運行を実現、さらに環境に優しい交通手段を提供するとしている。
「再エネECOプラン」は、関西電力が非化石価値取引市場から調達した、太陽光・水力・風力発電等の環境価値を付加した電力を使用するプラン。
同プランを利用することで、実質的に再生可能エネルギーによる電力として取り扱うことができる。
同路線では、これにより、CO2の排出量を年間で約60t削減。
国内の鋼索線で再生可能エネルギーを100%使用して運行する事例は、同路線が初だという。