【ニュース】 相鉄バスなど、同社初となる公道での自動運転バスの試験走行を3月29日~4月9日に実施 神奈川県横浜市
2021.04.12
相鉄グループの相鉄バス株式会社(横浜市西区、菅谷雅夫社長)・国立大学法人群馬大学(群馬県前橋市、石崎泰樹学長)・日本モビリティ株式会社(群馬県前橋市、小峰千紘社長)の3者は、3月29日~4月9日の期間で合計9日間、相鉄バスとしては初めて、公道での自動運転バスの試験走行を実施した。
同試験走行は、横浜市の「I・TOP横浜 路線バス自動運転プロジェクト」の一環として実施したもの。
2021年夏に予定している、公道での営業運行による実証実験に向けた準備を目的に、横浜市の大規模団地再生モデル構築事業の対象団地となっている左近山団地(横浜市旭区)を走行する営業運行路線の一部(左近山第1バス停~左近山第5バス停、往復約2.7km)で、大型バスを使用して実施した。
今回の試験走行は、運転席に運転士を配置した自動運転「レベル2」で同区間を往復。
実際に使用しているバス停に正着(予め定められた乗降場にバスの乗降扉を合わせること)させ、体験乗車の感想などを調査した。
今回の試験走行の結果をもとに、自動運転システムの調整や実際の公道走行での問題点などを把握、夏に予定している公道での営業運行に向け、引き続き研究を行っていくとしている。
今後も様々な実証実験を通じ、自動運転に関する社会受容性を向上させるとともに、公共交通ネットワーク強化の可能性を検証し、自動運転「レベル4」による営業運転を目指すという。