【ニュース】 大和ハウス工業など、「新さっぽろ駅周辺地区G・I街区開発プロジェクト」で大学など教育機関のG街区を竣工 北海道札幌市

2021.02.25
大和ハウス工業株式会社(大阪市北区、芳井敬一社長)・大和リース株式会社(大阪市中央区、森田俊作社長)・医療法人新さっぽろ脳神経外科病院(札幌市厚別区、中川俊男理事長)・医療法人新札幌整形外科病院(札幌市厚別区、吉本尚理事長)・社会医療法人交雄会メディカル記念塔病院(札幌市厚別区、三井慎也理事長)・学校法人札幌学院大学(北海道江別市、井上俊彌理事長)・学校法人滋慶学園札幌看護医療専門学校(東京都江戸川区、浮舟邦彦理事長)の7者はこのほど、「市営住宅下野幌団地」跡地(札幌市厚別区)などで共同開発を進めていた「新さっぽろ駅周辺地区G・I街区開発プロジェクト」のうち、G街区(札幌学院大学・滋慶学園札幌看護医療専門学校)を竣工、合わせてI街区の第1工区(医療施設・共用駐車場)・第3工区(分譲マンション「プレミストタワー新さっぽろ」)の概要を決定した。

同プロジェクトは、G街区に大学などの教育機関、I街区に分譲マンション・ホテル・商業施設・医療施設などを配置するプロジェクト。

「新さっぽろ駅」周辺地区は、札幌市の一点集中型の都市構造から、多核心的都市構造へ誘導するための「副都心」として位置付けられており、JR・地下鉄・バスターミナルなどによる一大交通結節点として、公共施設や商業・業務機能が集積している。
また、道外からの来訪者にとってJR「新札幌」駅は、「新千歳空港」から札幌へ入る玄関口となっており、道央自動車道のI.C.も近いため、道内各方面へのアクセスも良好だという。

DCIM/100MEDIA/DJI_0547.JPG

G街区には、札幌学院大学が「経済経営学部」「大学院地域社会マネジメント研究科」、2022年度に「心理学部」「大学院臨床心理学科」「心理臨床センター」が移転。
大学内に設置される社会連携センター、図書館、カフェテリア等は市民に開放された施設として運用される。
滋慶学園札幌看護医療専門学校は「看護学科」「視能訓練士学科」「歯科衛生士学科」「臨床工学技士学科」を2021年4月に開設、区民と学生が一緒に学べる医療セミナーの開催を計画しているという。

I街区には、分譲マンション「プレミストタワー新さっぽろ」やホテル、商業施設、共用駐車場のほか医療施設4棟を建設し、隣接する「子育て支援施設」と合わせて、新さっぽろエリアに新しい都市機能を充実させることを目指す。
また、JR「新札幌」駅とI街区の各施設を「アクティブリンク(屋内空中歩廊)」でつなぐことで、季節や天気に左右されない歩行動線を確保するという。
あわせて、人々の憩いの場となる公園「アクティブガーデン」や、低炭素で災害に強い街を目指す「エネルギーセンター」を設置、I街区全体に電気と熱エネルギーを供給するとしている。

「新さっぽろ駅周辺地区G・I街区開発プロジェクト」の所在地はG街区が札幌市厚別区厚別中央一条5丁目1番1号・5号、I街区が札幌市厚別区厚別中央一条6丁目493-12他(地番)、交通はJR千歳線「新札幌」駅、札幌市営地下鉄東西線「新さっぽろ」駅。
開発総敷地面積は約5万5,700㎡(一部借地含む)、取得面積は4万9,263.08㎡。
総事業費は約500億円。
I街区の今後のスケジュール(予定)は、第1工区で2021年4月に共用駐車場開業、2022年5月にメディカルA・B・C・D竣工、
2022年7月にメディカルA・B・C・D開院、第3工区で2023年5月に分譲マンション「プレミストタワー新さっぽろ」竣工、2023年7月に分譲マンション「プレミストタワー新さっぽろ」入居開始、第2工区で2023年度にホテル・商業施設開業。