【ニュース】 神奈川県住宅供給公社と東海大学、連携協定に基づき、伊勢原団地12号棟の学生入居用改修事業を実施 神奈川県伊勢原市

2021.02.18
神奈川県住宅供給公社(横浜市中区、浅羽義里理事長)と東海大学(東京都渋谷区、山田清志学長)は、令和2年1月16日付で締結した「団地利活用で地域創生を目指す連携協定」に基づくプロジェクトの第1弾として、伊勢原団地(神奈川県伊勢原市)12号棟の学生入居用改修事業を実施する。

同団地は、築54年が経過し、空き住戸も増えていることから、12号棟(32戸)の用途廃止(団地集約)を決定。
これを受け、同団地に近い東海大学の湘南キャンパスと伊勢原キャンパスの学生に入居してもらうため、学生入居用にリノベーションを行うとともに、学生と地域をつなぐ拠点として地域コミュニティスペースを新設するなど、団地周辺地域の活性化を目指す。

02181000

リノベーションにあたっては、同大学建築学科の学生からリノベーション案(専有部と共用部)を募集し、学内の講評会で最優秀賞案を令和2年9月に決定。
それをもとに他の学生案も取り込みつつ、設計事務所との打ち合わせや工事監理などにも学生に参加してもらいながら、公社と共同で設計業務(各種法令等の確認・調整等)を行う。
なお同プロジェクトでは、同大学建築学科で非常勤講師を務めた経験もあり、多数の受賞実績を持つ納谷建築設計事務所(納谷学・納谷新共同代表)に設計業務を発注するとしている。

伊勢原団地12号棟の所在地は神奈川県伊勢原市八幡台1丁目6-4、交通は小田急小田原線「伊勢原」駅より徒歩15分またはバスで5分。
敷地面積は約3,210㎡。
構造・規模は壁式鉄筋コンクリート造・地上4階建1棟(32戸)。
学生の入居開始は令和4年4月予定。