【ニュース】 小豆島ブランド推進委員会など、ノマド型観光プログラム「バンライフ」の実証実験を2月13日~28日に実施、体験モニターに車両を無償提供 香川県小豆島町
2021.02.09
小豆島ブランド推進委員会(香川県小豆島町、中川晋会長)・株式会社AKIND(神戸市中央区、岩野翼代表)・株式会社JR西日本コミュニケーションズ(大阪市北区、野中雅志社長)の3者は、小豆島の各港から「モビリティ(簡易に寝転がることのできる仕様の車両)」を観光客に貸し出し、島全域を自身の運転で自由に横断・観光するノマド(英語で「遊牧民」を意味し、場所を固定せず移動しながら生活するスタイル)型観光プログラム「バンライフ」の実証実験を2月13日~28日に実施する。
これに伴い、「バンライフ」体験モニターの予約を2月8日より開始した。
同事業は、観光庁が募集した第二次「誘客多角化等のための魅力的な滞在コンテンツ造成」実証事業に、3者とダイハツ工業株式会社(大阪府池田市、奥平総一郎社長)が共同提案し、採択された事業。
来島と島内消費の促進、ウィズコロナ・アフターコロナ時代の新しい旅のカタチをモビリティから挑戦するという。
小豆島は年間100万人が来島していたが、近年は来島者が減少傾向にあり、2020年には新型コロナウイルス感染症の拡大により大きく減少。
来島者は日帰り観光が大半のため、滞在中の消費額が少ないことや、島内の交通手段(特にレンタカー)の不足により、島全域に広がる観光資源が活用しきれていないことが課題として挙げられていたという。
こうした中、コロナ禍では、家族・恋人・友人といった小集団で活用できるアクティビティとして「VANLIFE(バンライフ、一部改造した軽トラックやバンなどの車両を使用したノマド型体験)」が注目されている。
同実証実験では、モニターに対し、カスタムした車を提供し、島内の観光・商業スポットを自由に巡るユニークな体験をしてもらう。
「モビリティ」で訪れた、山頂で夜空を眺めながら寝転がる体験、漁場に乗り付けて車の荷台から楽しむ釣り体験など、小豆島の「景観スポットに滞在して楽しむユニークな体験」を創出することで、観光客の小豆島に対する愛着を育み、滞在時間・来島頻度の増加を目指す。
モニター募集期間(申込期間)は2月8日~22日、実施期間(車両の貸出期間)は2月13日~28日(1泊2日もしくは当日のみの貸与、要予約)。
貸与予定の車両は軽トラックタイプ(定員2名)・ワンボックスタイプ(定員5名)・軽自動車タイプ(定員2名)の3種類、合計4台を配備予定。
モニター参加条件は、香川県在住の20歳以上で、グループの最低1名が普通自動車免許所持者(予約対象者を土庄町・小豆島町の人限定にする場合あり)。
最新情報は特設ホームページを要確認。