2020.11.04
不動産事業を手掛ける和田興産株式会社（神戸市中央区、高島武郎社長）は、兵庫県神河町に所在する築50年超の古民家を再生、簡易宿泊業・飲食業・レンタルオフィス業・レンタサイクル業で構成する複合地域交流施設「ラドーレ神河」として11月1日にオープンした。

同物件は、自転車販売店兼住宅として利用されていたが、空き家の状態になっていたという。
近年、同町ではサイクルツーリズム事業に取り組んでいることから、同社では、建物南側1階をサイクルカフェ、2階をコワーキングスペース、北側1階・2階を1日1組限定のゲストハウスに改修した。

簡易宿泊施設は完全予約制で100％キャッシュレス決済、1日1組限定で8名まで利用可能。
カフェ横の専用入口から入室し、隠れ家的な雰囲気で、古民家ならではの趣ある風情を感じながら宿泊できるとしている。

なお、施設の運営は株式会社デザインクラブリンク（株主は新産業創造プログラムに基づき兵庫県より出資を受け設立したデザインクラブ・みなとキャピタルの2社）が行う。
デザインクラブリンクは、岐阜県高山市で2年前より古民家3棟の再生による地方創生の実験検証を実施、同町でもゲストハウス「星と風の庭」を開業・運営しており、今回オープンした同施設は同町での創生事業第2弾となる。

「ラドーレ神河」の所在地は兵庫県神崎郡神河町寺前207番7、交通はJR播但線「寺前」駅より徒歩3分。

宿泊予約は
ラドーレ神河