【ニュース】 「ガーデン堀ノ内住宅」マンション建替組合が設立、単棟型の「マンション建替え円滑化法」による建替事業としては東京都内で過去最大規模 東京都杉並区
2020.11.02
野村不動産株式会社(東京都新宿区、宮嶋誠一社長)は、東京都住宅供給公社が分譲した「ガーデン堀ノ内住宅」(東京都杉並区)のマンション建替事業で、杉並区の認可を受け、マンション建替組合が設立されたと発表した。
同事業は、杉並区初となる「マンション建替え円滑化法」に基づく建替事業。
東京都内で実施された単棟型の「マンション建替え円滑化法」による建替事業としては過去最大の事業となる。
「ガーデン堀ノ内住宅」は、1968年竣工、地上11階建て・238戸のマンション。
竣工から約50年が過ぎ、耐震強度の不足に加え、コンクリート破片の落下、漏水・排水不良など、老朽化の問題を抱えていたという。
こうした事態に対応するため、ガーデン堀ノ内住宅管理組合では、2009年から建替の検討を開始。
同社は2017年3月より事業協力者として参画、管理組合やコンサルタントの株式会社都市設計連合と共に、設計に係る行政協議や全権利者との合意形成活動など、建替に向けた事業協力を行ってきた。
昨年12月22日には「ガーデン堀ノ内住宅」建替決議が成立している。
「ガーデン堀ノ内住宅」の所在地は東京都杉並区堀ノ内1丁目8-3(住居表示)、交通は東京メトロ丸の内線「方南町」駅より徒歩6分。
敷地面積は1万2,522.91㎡、延床面積は建替え前が2万773.76㎡、建替え後が2万8,579.30㎡。
構造・規模は建替え前が鉄骨鉄筋コンクリート造・地上11階、建替え後が鉄筋コンクリート造・地上14階。
戸数は建替え前が238戸、建替え後が369戸。
専有面積は建替え前が約65㎡~約66㎡、建替え後が約53㎡~約
108㎡。
解体工事着工予定は2021年4月に、竣工予定は2024年秋。